企業CEOとの対話：中国とともに成長 上海の開放の新たなチャンスを共有
9月10日、上海市人民政府外事弁公室と中国日報社の共催による「中国と共に成長――企業CEOとの対話」の最新イベントが上海にて成功裏に開催されました。「上海の開放の新たなチャンス」をテーマにするこのイベントに、多くの金融、テクノロジー、高度化消費、専門コンサルティングに携わる外国人CEO、商業協会の指導者、専門家や学者が招かれて参加しました。彼らは上海の開放に関する新たな措置を高く評価し、中国の改革深化がもたらす新たなチャンスについて話し合いました。
9月10日、「中国と共に成長 上海の開放の新たなチャンスを共有――企業CEOとの対話」の最新イベントが上海にて成功裏に開催されました。（撮影・沈暁東）
対外開放の最前線に立つ世界とつながる国際的な大都市として、上海がより高水準の開放型経済を発展させることは外資系企業が中国市場を深耕する決意を固め、長江デルタ地域、ひいては中国全国の経済発展に新たな活力と原動力を吹き込んでいくとゲストたちは示しました。
中国はハイレベルな対外開放の拡大を揺るぎなく堅持し、世界貿易投資の自由化、利便化を積極的に提唱・推進することは、中国だけでなく、世界にも寄与しているとゲストたちは語りました。
（動画・上海国際サービス）
在中欧州企業の団体である中国EU商会全国副会長及び上海分会董事会主席のカルロ・ドアンドレア氏(Carlo D’Andrea)は、中国指導部が欧州企業の中国でのビジネス活動のための取り組みに自信を持っていると述べました。「中国は巨大な市場であり、世界第二の経済体です。われわれ欧州企業はこの市場でまだまだ成長の空間があると確信しています」。同氏は、ドアンドレア法律事務所の創設者兼経営パートナーであり、DPグループの社長でもあります。
（動画・上海国際サービス）
コーチ中国地域のリリアンナ・ルシオン二（Liliana Lucioni）総裁は、「中国の改革の深化と開放の拡大は（多国籍企業に）特に小売りとファッション業界に大きなチャンスをもたらしました。巨大な市場規模、増え続ける中間所得層、消費能力の絶えずに向上しているZ世代及び『女性経済』を抱える中国は非常に魅力的な投資先になっています」と述べました。「整ったインフラと世界貿易と金融センターとしての地位を有する上海は我々がビジネス拡大のために安定した環境を提供しています」。
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AppsFlyerアジア太平洋地域総裁兼マネージングディレクターのロネン・メインセ氏（Ronen Mense）は、「中国が改革開放を堅持することは、ハイテク企業が大きな新しいチャンスを獲得することを意味します。中国は技術進歩とイノベーションを非常に重視しており、テクノロジーとイノベーションは新たなチャンスを作り出す重要な原動力です」と指摘しました。
国際経済と金融センターとして、上海はAppsFlyerのような企業が戦略的なパートナーシップを構築し、市場への影響力を拡大し、活気に満ちたビジネスと技術革新の新たな生態系に溶け込むよう、豊富なチャンスを提供していると同氏は考えています。
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スイスのグローバル金融グループであるCedrusグループのラニ・ジャルカス（Rani Jarkas）董事長は上海浦東国際空港の国際観光客向けのワンストップサービスセンターと利便化措置を高く評価しています。これらの措置は非常に革新的で、より多くの観光客を中国に引き寄せることにつながると述べました。「中国は電子決済で世界の多くの国より遥かに先頭に立っています。これらの利便化措置は中国観光業の発展にプラスになります」と話しました。
中国のシンクタンク「全球化智庫（CCG：Center for China and Globalization）」の副総裁で上級研究員のデービッド・ブレア（David Blair）博士は、中国経済は今後2、3年でモデル転換を経ていくつかの挑戦に直面するだろうが、持続的に成長していくと思っています。「中国はモデル転換を実現できると思います。もし中国がモデル転換に成功すれば、健康的で、有機的で長期的な成長、特に農村部をベースにする成長が可能でしょう」。
より高水準の開放型経済の新体制を構築するための重要な措置として、「外商投資参入特別管理措置（ネガティブリスト）（2024年版）」（国家発展改革委員会、商務部令第23号）はこのほど公布され、2024年11月1日より施行されます。これにより、外商投資参入ネガティブリストの制限措置は31項目から29項目に削減され、中国が揺るぎない姿勢で投資の自由化と利便化を促進する決意と世界の開放と協力を促進する責任感が示しされました。
中国の改革開放の先導者と革新発展の先駆者として、上海は社会主義現代化国際大都市の建設を加速しており、より高水準で改革開放を全面的に深化させています。都市の品格を発揚し、優れるビジネス環境をPRし、上海の都市イメージを展示するための重要なプラットフォームとして、数カ月前に英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、アラビア語の9カ国語の新しい上海国際サービスポータルサイトがスタートしました。これから、イタリア語のサイトも立ち上げられます。
上海国際サービスポータルサイトは「ワンストップ、シナリオ、友好」という特徴があり、上海に来たり、上海に滞在したりする外国人のために、政策情報、投資と問合せ・就職・留学・観光・くらしをカバーするワンストップ式のサービスを提供します。今、９カ国語のポータルサイトと英語のウィーチャット（WeChat）公式アカウント、フェイスブック、X(旧ツイッター・Twitter)といった３つのSNSプラットフォームを含む「1＋３」の枠組みを形成しました。上海が世界的な影響力を持つ社会主義現代化国際大都市の加速建設を示す国際的な「名刺」となっています。