DIC中国(上海)国際ディスプレイ産業フォーラムが上海で開催
7月2日から3日にかけて、中国光学光電子行業協会液晶分会と日本の日経BPが共同主催したDIC中国(上海)国際ディスプレイ産業フォーラムが上海で開催されました。このフォーラムは、ディスプレイ産業においてハイレベルで権威のある千人規模の国際会議として、世界中のディスプレイ産業の企業、協会、機関、専門家や学者が経験を共有し、協力を検討するためのプラットフォームです。今回のフォーラムは、会議と展示を通じて産業の展望、業界間の交流、川上・川下企業の協力を促進することを目指しています。また、世界のディスプレイ技術の進歩と中国のディスプレイ産業の持続的なイノベーションを推進しています。
(写真・中国新聞網、以下同)
「現在、世代ごとに進化したディスプレイ技術が、テレビ、コンピューター、ノートパソコン、タブレット、スマートフォン、マイクロディスプレイなどの製品を生み出しています。ディスプレイはすでに人々の生活、生産活動、科学研究と密接に結びついており、人類社会の進歩に大きく貢献しています」と中国光学光電子行業協会液晶分会の常務副理事長兼事務局長である梁新清氏は述べました。
中国光学光電子行業協会液晶分会理事長、京東方科技集団有限公司(BOE)董事長を務める陳炎順氏は、「国際新型ディスプレイ産業の発展において、中国本土は世界をリードするイノベーション能力、規模の優位性と市場資源により、すでに産業全体の重要な柱となっています。中国の新型ディスプレイ産業の急速な発展は、国際産業に動力を与え、活力を高めるだけでなく、世界の産業に多くの機会をもたらしています」と述べました。
中国光学光電子行業協会液晶分会のデータによると、2016年と比べて8年間で、中国本土の新型ディスプレイ産業の営業収入の世界シェアは25ポイント上昇し、ディスプレイパネル出荷面積の世界シェアは44ポイント上昇しました。いずれも世界一となっています。
人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティングが躍進する中、ディスプレイ製品は情報を受け取る重要な窓口となり、新型ディスプレイ産業の発展に多くのチャンスをもたらしています。
「ディスプレイ産業の発展について、私は非常に期待しています」と中国科学院の欧陽院士は述べました。彼によれば、現在、ディスプレイ製品はどこにでも存在し、例えば、自動車産業の急速な発展はディスプレイ製品に新たな機会をもたらします。拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、人工知能(AI)などの先端技術の発展も、ディスプレイ産業に新たな発展方向を示しています。
情報源:中国新聞網・上海