テンセントビデオ、アニプレックスと提携してアニメ産業の発展を促進
6月26日、第29回上海テレビフェスティバルのテンセント動画アニメシンポジウムが上海で開催され、イベントでは、主管部門のリーダー、アニメクリエイター、学者、業界やプラットフォームの代表が招かれ、アニメコンテンツと産業の発展の新たなトレンドについて話し合いました。
日本のアニメ制作会社、アニプレックス(上海)文化芸術有限公司の金杉天斉総監をイベントにお招きし、著名な研究者や学者、アニメ関係者、アニメファンらと、アニメIPの開発と育成、中国アニメ産業の商業化の見通し、中国アニメの海外進出、アニメ業界の交流などについて、意見を交換し、共にアニメ産業の繁栄を模索しました。
(写真・中国新聞網、以下同)
シンポジウムでは、金杉天斉総監が、『鬼滅の刃』や『夏目友人帳』など、アニプレックス傘下のアニメIPの数々を紹介し、テンセントビデオで放送された『鬼滅の刃』柱稽古編が中国市場で優れた成績を収めたことを述べ、テンセントビデオが特別テーマページ、中国語字幕のリニューアルなど、多くのカスタマイズコンテンツを通じて『鬼滅の刃』柱稽古編の視聴体験を向上させたこと、また、テンセントビデオが制作した中国アニメ『龍族』をアニプレックスが海外で代理配信し、日本、韓国、東南アジアなどで広く注目され、文化交流を促進していることについても紹介しました。そして、金杉総監は、「アニプレックスとテンセントビデオは、非常に快適な協力関係にあり、アニメ制作のコンセプトにおいて両社は非常に相性が良く、今後さらに深く広い交流が行われるでしょう」と述べました。また、金杉総監は「テンセントビデオに代表されるアニメクリエイターは、中国アニメ作品の品質を強く保証しており、海外市場でも、中国アニメへのニーズが高まっています。アニプレックスは、より多くの優れた作品を世界に広め、世界の視聴者がそれらの作品を楽しめるように取り組んでいきます」と語りました。
今年5月、テンセントビデオはアニプレックスの人気アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編を中国で放映することを決めました。テンセントビデオは、特別テーマページ、応援壁、ファン専用のサイト内IPバッジなどを精巧にデザインし、没入型の視聴方式で、ユーザー体験を向上させ、アニメが放送されると、サイト内のアニメ2Dランキング1位、日本アニメランキングで1位という優れた成績を獲得しました。同時に、QQ音楽、テンセント・コミック・プラットフォーム、WeChat検索、WeChat紅包などのテンセントのプロモーション・マトリックスを通じて、アニメの人気を拡げ、オフラインでの視聴イベントはファンからの強い支持を得ており、まさに双方向の「歩み寄り」を実現しました。同時に、テンセントビデオが制作したアニメ『龍族』は、アニプレックスを通じて海外に配信されています。両者の共同プロモーションの下で、『龍族』は、日本語版が日本の4つの主要なアニメテレビで放送され、日本語・中国語版が、ニコニコ、Hulu、ABEMAなど18のストリーミングメディアで同時放送されました。また、欧米、韓国、東南アジアなどでも、アニメの放送成績のトップレベルを獲得し、韓国の4月の主要テレビ番組6位、欧米のアニメランキング18位にランクインするなど、海外の多くの視聴者を魅了しました。
これを基礎に、テンセントビデオとアニプレックスの提携関係はさらに深まることになります。今後、テンセントビデオは引き続きアニプレックスの高品質なアニメを中国で放映し、テンセントビデオが制作した多くの高品質な中国アニメもアニプレックスを通じて海外に配信されることで、活力と文化に満ちた中国アニメが海外のアニメファンに知られ、愛されるように取り込みます。両者の提携は、テンセントビデオのアニメを多様化させ、国内外のアニメファンにより多くの優れたアニメを提供することになり、アニメの発展、アニメのIPビジネス化などの分野でアニメ業界のさらなる交流を促進するだけでなく、海外市場における中国アニメと中国文化の地位を向上させることになります。
情報源:中国新聞週刊・上海