紫藤の花で友情を深め 手を携えて共に発展を図る:嘉定区が対日協力と交流を深化
2024年は嘉定区が中国と上海市の対外開放の戦略を徹底して実行し、ハイレベルな開放で質の高い発展を促進する重要な年です。今年に入ってから中日友好花見イベントの開催、日本投資促進連絡窓口の設立など、嘉定区は中日経済文化交流と協力を促進するために多大な努力を払い、より多くの日系企業が嘉定区に投資するように引き寄せ、中日両国の友情をさらに深化させ、両地域の産業、科学技術、文化などの分野の共同発展を促進しました。
「紫藤縁・玉蘭情」中日友好花見イベント
4月16日午後、嘉定区は紫藤園と韓天衡美術館で「紫藤縁・玉蘭情(紫藤に纏わる絆、白木蓮に表される友情)」中日友好花見及び「我嘉会客庁」交流イベントを行いました。
1997年、嘉定区と日本の岡山県和気町の友好交流10周年を記念するため、当時和気町町長だった藤本道生氏は数十品種、100本余りの紫藤を嘉定区に寄贈し、自ら接ぎ木して栽培しました。その後、藤本氏は毎年嘉定区に来て紫藤の剪定と管理を指導し、嘉定区のために専門的な紫藤管理技術を持つ人材を育成しました。2018年、藤本道生氏は「上海市栄誉市民」の称号を授与されました。現在、毎年紫藤が咲く時期には、50万人を超える観光客が嘉定区に来て紫藤の花を楽しみます。美しい紫藤園も中日民間交流、友好協力のベストの証しとなっています。
今年、藤本道生氏は高齢のため上海に来ることができなかったが、紫藤が永遠に咲き、中日の友情が長く続くことを願っている彼は特別にビデオを録画して挨拶と祝福を伝えました。
(写真・WeChat公式アカウント「上海市人民対外友好協会」)
今回のイベントに出席した日系企業の代表も感想をそれぞれ寄せました。2023年上海市白玉蘭記念賞を受賞した資生堂(中国)投資有限公司の中原杏里副総裁は、「上海で長年暮らしてきましたが、嘉定区がこんなに美しい景色を持つのは初めて知りました。中日両国の友情も紫藤のように美しく咲いていくと願っています」と語りました。普華永道(PwC)中天会計事務所の高橋忠利パートナーは、「この間日本に出張したとき、満開の桜を見るこができて、今中国に戻ってまた美しい紫藤の花が見られて、この春はなんと完璧でしょう」と感嘆しました。
日本で嘉定区初の海外投資促進連絡窓口を設立
6月15日、上海市嘉定区は東京で投資促進連絡窓口の除幕式を行い、これにより嘉定区初の海外投資促進連絡窓口が正式に発足したことになりました。嘉定区委員会の陸方舟書記は除幕式で、「連絡窓口は広報・展示、サービス追跡、プロジェクトのプロモーションなどの役割を十分に発揮し、日本企業の中国への投資と中国で投資している日系企業に全方位的、柔軟性のあるサービスを提供し、嘉定区と日本が産業、科学技術、文化などの分野での深い協力を推進していきます」と示しました。
(写真・上海嘉定)
嘉定区は上海市の重要な産業地区と製造地域として、強固な産業基礎と豊富な科学技術革新資源を持っています。ここ数年来、嘉定区は中国の対外開放戦略に積極的に応え、ビジネス環境の最適化に取り組み、国内外の多くの有名企業を嘉定区に誘致してきました。日本は嘉定区で投資が最も多い国の一つであり、嘉定区に日系企業が400社以上あり、10分の1以上を占めています。日本投資促進連絡窓口の設立は、両地域間の経済交流と協力の幅を広げ、より多くの日本企業が中国に進出し、上海に進出し、嘉定区に拠点を置くように引き寄せ、戦略投資と事業をさらに拡大し、協力・ウィンウィンの関係を深化させ、経済の質の高い発展を共に推進することを目的としています。
今年、嘉定区は海外進出・投資誘致に重点を置き、世界の資源と国際市場を視野に、「外商投資促進活動の実施計画」と「海外投資誘致活動の強化計画」を策定し、一連のトップレベルの制度設計とメカニズムの構築を通じて、外商投資促進活動を全面的に強化しました。計画によると、日本、ドイツなどの国に5つの海外投資促進連絡窓口を配置する予定です。
日本連絡窓口は嘉定区馬陸町によって運営され、日系企業が集積しているという馬陸町の優位性を生かし、日本企業との連絡とコミュニケーションを強化し、企業のニーズや投資意向を早く把握する一方、嘉定区の日系企業にカスタマイズされたサービスとソリューションを提供します。同時に、嘉定区は定期的に投資プロモーションイベントを開催し、日本企業に向けて嘉定区の経済活力、都市魅力、投資潜在力を全面的にアピールし、より多くのプロジェクトを嘉定区に誘致します。
また、嘉定区は日本の地方自治体や経済貿易機関との協力と交流を強化し、交流協力プラットフォームを共同で構築し、双方のより広い分野、より深いレベルでの協力と交流を推進するとともに、日本の先進的な科学技術、管理経験、人材を積極的に導入し、地域経済社会の発展に新たな推進力を注入していきます。
情報源:Shanghai Observer、上海嘉定、WeChat公式アカウント「上海市人民対外友好協会」