陸家嘴フォーラムは上海で開催
(写真・チャイナデイリー)
2024年陸家嘴フォーラムは6月19日に上海で開催され、世界金融界の人々が再び上海に集まり、世界経済の発展に金融の知恵を提供しました。国際金融センターとしての上海の大きな魅力は増やし続けています。
今年に入ってから、スイスのUBSグループ、イギリスのHSBCグループ、イギリスのスタンダードチャータードグループ、アメリカのJPモルガン・チェースなどの金融機関の幹部を含む大勢の金融業者は、上海に根を下ろして中国に投資するために上海に来ています。
第20回JPモルガン・グローバル・チャイナ・サミットは5月下旬に静安シャングリ・ラホテルで開催され、世界中から2500名が参加しました。JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン会長兼最高経営責任者(CEO)も、足を運んで現場で講演しました。 昨年、サミットが初めて上海に開催された際、ジェイミー・ダイモンCEOは、サミットは多くのグローバル投資家を上海に集め、中国と上海の発展に対する自信を反映していると述べました。近年、JPモルガンは上海における様々な事業で大きな進歩を遂げており、今後は上海での事業を拡大し、グローバル企業が上海を理解し、上海に投資するため、架け橋としての役割を果たしていくとしました。
上海の外国機関が成し遂げた大きな成長は、世界中の同業者の注目を集めています。今年に入ってから、外国機関は相次いで上海を通じて中国市場での事業を拡大しています。
金融大手は上海を認識し、上海に進出するようになったのは、上海の国際金融センターの建設がもたらした競争力と影響力のためです。上海国際金融センターの建設は、常にグローバルなビジョンを持っています。グローバル資産管理センター、国際グリーンファイナンスハブ、グローバルフィンテックセンターなど、あらゆる動きは上海が世界資源を配分し、世界経済を促進するためです。
上海は「引進来」(導入)に重点を置き、国際金融資産取引プラットフォームの構築に取り組み、国際再保険センターのレベルを高め、人民元建ての国際先物とオプションを革新し、金融市場の国際化レベルを向上させています。 また、「上海市国際金融センター建設促進条例」を改正し、金融センターにおける法の支配のレベルを高めます。上海における外資系金融機関の業務範囲を拡大し、内国民待遇を全面的に実施します。
上海は「走出去」(進出)に重点を置き、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)やデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)などの国際経済貿易ルールに沿って、自由貿易アカウントの機能アップグレード、自由貿易区オフショアボ債などの面に力を入れ、上海国際金融センターサービス企業海外進出行動計画を検討・立ち上げ、クロスボーダー金融とオフショア金融を着実に発展させます。
ハイレベルな金融開放を通じてハイレベルなグローバル資源配分を促進し、中国と世界の経済成長を後押しするという上海国際金融センターのビジョンは、「質の高い金融発展によって世界経済成長の促進」という今回の陸家嘴フォーラムのテーマと完全に一致しています。 上海の魅力、競争力、行動力は、陸家嘴フォーラムを通じて再び世界に発信されました。
情報源:Shanghai Observer