2025上海マラソン、華やかに開幕——世界中からランナーが集結
11月30日午前6時45分、黄浦江の畔で、まず19名の競技用車いすマラソン参加選手が先陣を切ってスタートしました。続いて午前7時、2万3000人のランナーが外灘の金牛広場を出発し、42.195㎞のコースを走り抜け、都市の鼓動を感じました。
11月30日、レースに挑む選手たち(写真・IC)
中国唯一の「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」候補大会として、上海マラソンはワールドマラソンメジャーズ(WMM)による評価の2年目を迎えました。
9名の世界陸連プラチナラベルのトップランナーが「中国最速コース」の記録更新に挑み、また、12項目の細部にわたってWMM基準に合わせた改善と向上が図られました。上海語の要素をコースに取り入れ、5大陸から集まった数千人の外国人ランナーとともに「走ることに国境はない」という精神を体現しました。
力強くマラソンコースを駆け抜ける競技用車いすの選手(写真・IC)
1996年の初開催から数えて、上海マラソンは今年で29年目となります。今年の大会では、動線設計や補給体制など全過程に専門的なサービスをさらに組み込み、より国際的で専門性の高い世界トップクラスの大会を目指しました。大会の医療保障体制も従来の高基準をさらにアップグレードし、沿道には計43ヶ所の医療ステーションを設置しました。ゴールエリアには特設の総合医療ステーションを用意し、レース後のアフターサービスエリアの要所に4ヶ所の医療ポイントを配置し、ランナーの動線を全方位でカバーしました。「固定+移動」「会場内+会場外」を組み合わせた多層的な医療保障体制が、すべてのランナーに寄り添ったサポートを提供しました。
2025年11月30日、上海マラソンレース中の選手の姿(写真・上海マラソン)
今年は上海マラソンのボランティア「小馬達」ブランド誕生10周年にあたり、約4400名のボランティアが再び集結しました。荷物管理、医療補助、ドーピング検査補助など60以上の業務を支えました。
男子はエチオピアのミルクサ・メンゲシャが2時間6分25秒で優勝。女子はケニアのブリジッド・コスゲイが2時間16分36秒の大会新記録で優勝を果たしました。コスゲイはレース後に「中国に来るのは初めてで、今後もまた参加できる機会があればぜひ来たいです」と語り、全体的に素晴らしい大会で、沿道で声援を送ってくれた人々に感謝を示しました。
男子ではエチオピアのミルクサ・メンゲシャが優勝。(写真・上海マラソン)
女子ではケニアのブリジッド・コスゲイが優勝。(写真・上海マラソン)
競技用車いすマラソン男子部門では中国の羅興伝が優勝。(写真・上海マラソン)
中国人選手では、豊配友が2時間8分36秒で男子1位、張徳順が2時間25分12秒で女子4連覇を達成し、国内女子の大会記録を更新しました。また、競技用車いすマラソン部門では、羅興伝と田雅娟がそれぞれ男子・女子で優勝しました。
今年の上海マラソンは事前エントリー数が記録を更新し、35万6589人に達しました。そのうち2万3000人のランナーが出場権を手にし、そのうち外国籍ランナーは13.3%を占めました。
出典:上海マラソン、新民晩報、解放日報、上観新聞