このほど、初の上海市域空港線（地下鉄道空港線、以下は上海市空港線）が開通しました。上海市空港線にはどこで乗ったらいいの？どうやって乗るの？時刻表はあるの？きっといろいろ疑問があると思いますので、以下に上海市空港線の乗り方をご紹介します。

上海市空港線（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

どこで上海市空港線に乗れるの？

上海市空港線の初期運行区間は約59㎞で、合計7つの駅（順に、虹橋2号ターミナル駅、中春路駅、景洪路駅、三林南駅、康橋東駅、上海国際観光リゾート駅、浦東1号・2号ターミナル駅）があり、そのうち、乗り換え駅が1つ、改札口を出てから乗り換えをすることができる駅が3つあります。

運賃と切符の買い方

虹橋2号ターミナルの切符売り場（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

「上海市軌道交通市域線の運賃メカニズムに関する通知」によると、上海市空港線の初乗り運賃は4元で、1㎞あたり0.45元を基本運賃としています。運賃の計算方法は、運賃＝1㎞あたりの運賃×乗車距離です。運賃が初乗り運賃以下の場合、運賃は初乗り運賃となり、運賃が初乗り運賃より高くなる場合、運賃は計算式に従って計算されます。上海市空港線（虹橋2号ターミナル駅～浦東1号・2号ターミナル駅）の全区間の運賃は26元となります。

上海市空港線の駅間運賃（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

乗客は、各駅の券売機で、現金やサードパーティの決済アプリを使用して物理的なチケットを購入することができます。また、公共交通カード、メトロ大都会乗車コード、随申コード、上海公共交通乗車コードを使用して乗車することができます。

空港線の乗車券（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

時刻表

上海市空港線の初期運行時間は6:00～22:39。虹橋2号ターミナル駅と浦東1号・2号ターミナル駅の始発は6:00で、終電は22:00となります。

上海市空港線の初期運行区間の始発・終電時刻表（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

上海市空港線の乗り方

虹橋2号ターミナル駅を例に説明します。

地下鉄2号線と10号線の虹橋2号ターミナル駅を出ると、「市域鉄」の標識が見えます。案内板に従って約150m歩くと上海市空港線に到着します。切符売り場の両側にはスマートディスプレイが設置されており、乗客は列車の到着時間、車両の混雑状況、コンコースの位置情報などをリアルタイムで確認することができます。なお、虹橋2号ターミナル駅には9つのホームがあり、現在は4番と5番（島式ホーム）が通常使用されています。上海市空港線をご利用の乗客は、駅の案内に従って4・5番ホームに向かい、エスカレーターでホームに到着できます。

ホームで乗車を待つところ（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

スクリーンドアの両側には、列車情報をリアルタイムで確認することができるスマートディスプレイが複数増設されています。

わずか40分で浦東空港に到着（写真・WeChat公式アカウント「上海交通」）

到着後は、構内の案内表示に従って浦東空港の1号・2号ターミナルに向かうことができます。

上海市空港線の列車の設計速度は時速160㎞で、上海虹橋国際空港と浦東国際空港を40分以内で結ぶ高速アクセスを実現し、両空港間の通勤・移動時間を効果的に短縮し、都市公共交通サービスのレベルと運行効率を大幅に向上させました。

出典：WeChat公式アカウント「上海交通」