驚きの操作スピードに流暢な英語、上海虹橋駅切符売り場の駅員がネットで大注目
最近、鉄道の切符売り場の駅員がキーボードを打っている動画がソーシャルメディアに拡散され、多くの好評を獲得しました。動画の中で驚きのスピードで業務をこなす駅員の遊園さんは、中国鉄路上海局集団有限公司の上海虹橋駅の職員です。
遊園さんは、2010年の上海虹橋駅の開業以来、そこで働いています。鉄道の切符販売の発展と変化を目の当たりにしてきました。「以前は、各グループは9 時間で1000枚以上の切符が売れましたが、私はグループで一番速かったです。その後、電子切符の普及により、駅員も新たな課題に直面することになりました」と遊園さんは言いました。切符の購入、払い戻し、変更などの業務に精通するほか、高齢者や外国人を助けることもよくあります。今では「速さ」だけでなく、さまざまな人のニーズを満たすために複数のスキルを習得する必要があると遊園さんは表明しました。
勤務中の遊園さん(写真・雍凱/上観新聞)
上海虹橋駅は切符サービス「一括窓口」を導入しており、すべての発券窓口で切符の購入、払い戻し、変更、12306業務処理、重点旅客サービスなど14業務を「一括」で行うことができます。
「『一括窓口』では、高いスキルが求められます。以前は単なる切符販売でしたが、今は総合的なサービスになっています。窓口で販売される切符とその金額が少なくなましたが、実際には、サービスを受ける乗客の数は減っていません」と遊園さん言いました。以前は人々が切符を買うために殺到しましたが、今では窓口に来る乗客のほとんどが旅行中に遭遇した問題を解決するために訪れると話しました。
多くの外国人観光客はパスポートを持って窓口でチケットを購入しますが、その際にはパスポート番号、名前、誕生日、パスポートの有効期間など多くの情報を入力しなければなりません。遊園さん、パスポートの情報入力に必要なキーボードのアルファベットと数字の位置をしっかりと覚えておき、通常は約10秒ですべての情報を入力できると語りました。
中国のビザ免除政策がますます拡大するにつれ、インバウンド観光の人気もさらに高まり続けています。上海虹橋駅には毎日多くの外国人観光客が訪れます。国際的な大都市である上海は、常に多くの外国人にとって中国観光の最初の目的地となっており、毎日対応する観光客の約半分が外国人観光客であると遊園さんは述べました。「私たちにとって英語はすでに必須のスキルです」。遊園さんと同僚は比較的流暢な英語で外国人観光客とコミュニケーションをとることができます。
休みの時間に、遊園さんは旅行が好きですが、無意識のうちに仕事のことを考えてしまうことがあるそうです。特に上海虹橋駅から直通列車がない都市に行き、近くの駅での乗り換え方法を学び、自分で体験したいと言いました。
遊園さんは常にスキルを更新し、旅客の視点に立って、出かけの問題を解決するよう彼らを支援します。上海には彼女と同じように第一線で奮闘している鉄道職員はたくさんおり、それぞれが平凡な職場で輝いています。
出典:上観新聞(Shanghai Observer)