中国、外国人宿泊客へのサービス向上のための新政策を発表

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5月24日、中国当局は、全国のホテルに対し、関連資格がないという理由で外国人の宿泊を拒否することを禁じました。ナイジェリア、イギリス、パキスタンなどのネットユーザーからこれまでに寄せられた苦情を受けたもので、宿泊拒否の理由は「外国人客を受け入れる資格がない」「システムへの入力方法がわからない」などでした。現在、ホテルは指導・監督を受け、外国人客向けサービスの向上に努めています。

商務部の指導の下、中国ホテル協会は「中国における外国人向け宿泊サービス促進イニシアティブ」を発表しました。このイニシアティブは、法律・規制の学習を強化し、ホスピタリティ能力を向上させ、人材育成を強化することを目指しています。また、このイニシアティブは、ホテル業界に対して、外国人向けサービスを改善し、中国を訪問・滞在する外国人にさらなる利便を提供することを奨励しています。さらに、オンラインプラットフォームと連携して、一連のホテル英語コースを提供し、プラットフォーム上で宿泊事業者にチェックイン、宿泊予約、ホテル関連の英語スキルなど、無料のトレーニングを提供しています。これにより、宿泊業界のスタッフの外国語能力を向上させ、外国人宿泊客により良いサービスを提供できるようにします。

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公安部は、全国の公安機関における、外国人宿泊登録の管理業務をさらに改善し、外国人宿泊登録を容易にし、一流のビジネス環境をつくろうとしています。中国の「出入国管理法」によると、ホテル、レストラン、旅館、招待所、学校、その他の企業、事業体・機関・団体・その他の機関に宿泊する外国人は、有効なパスポートまたは滞在証明書を提示し、臨時宿泊登録用紙に記入しなければなりません。また、外国人客を受け入れた宿泊施設は、外国人がチェックインしてから24時間以内に、登録担当者の責任の下、所在地の公安機関でその外国人について登録しなければなりません。

外交部の汪文斌報道官は、23日の記者会見で、「この数ヶ月間、中国はビザ政策を改善するために6つの新たな措置を導入し、外国人が中国を訪問しやすくするために5つの新たな措置を講じ、外国人がモバイル決済で遭遇する困難を積極的に解決し、外国クルーズツアー団体へのビザなし入国政策を打ち出し、国際クルーズ船の中国港への停泊と補給に関する基本的なルールを制定しました」と述べました。今年のメーデーの連休中、出入国観光客数は延べ800万人を超え、前年同期比35%増となり、中国の外国人観光客誘致への積極的な取り組みによる効果があらわれ始めている。

情報源:上海外事ビジネスコンサルティングセンター