新入生ガイド:中国留学に必要な持ち物リスト

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秋風が心地よい9月、いよいよ新学期が始まります。これから中国に留学するあなたは、素晴らしい留学生活への準備ができていますか。新しい環境に向かうに当たって、荷造りの際に大切な物を忘れてしまうのではないかと不安に思うかもしれません。

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(写真・IC)

ここでは、中国留学に必要な持ち物を詳しくまとめました。スムーズに中国での留学生活をスタートできるよう、ぜひ参考にしてください。

重要書類

まず、パスポートと入学許可書は必ず持参してください。1インチと2インチの証明写真を数枚用意しておくと、必要な時に役立ちます。

また、学校からの入学案内を必ず確認し、追加で持参が必要な書類や資料があるかどうかを確かめましょう。それらの書類はパスポートや入学許可書と一緒に必ず手荷物に入れて持ち歩き、預け荷物には入れないようにしてください。

これらの重要書類は、コピーや電子データでバックアップを取っておくと、提示を求められたときにすぐに対応できます。

Tips:

1.就学ビザがX1ビザの場合、中国入国後30日以内に居留許可の申請を行う必要があります。

2.書類を準備する際に、少額の人民元の現金と国際クレジットカードを用意しておくと安心です。

学習と生活

中国での買い物はとても簡単で便利です。中国到着後は、キャンパス内のスーパーやコンビニ、キャンパス外のショッピングモールなどで、生活に必要な物は簡単に揃います。

したがって、初めての環境に慣れる「適応期間」を過ごすために必要な最低限の生活用品や学習用品を持参すれば十分です。

衣類:

中国は広大で、気候に大きな差がありますので、留学先の都市の気候に合わせて衣類を準備しましょう。

9月の中国は秋で、多くの地域は穏やかな気候です。下着類のほか、半袖や薄手の上着を数枚持っていれば十分です。スーツケースに余裕があれば、ダウンジャケットやコートなど厚手の上着を1~2着持ってくると、冬の準備になります。

さらに、正装を1着、自国の伝統的な民族衣装1着を持参するとよいでしょう。学術発表や文化交流などの場で役立ちます。

靴は歩きやすいものを2足、さらに正式な場面で履ける革靴を1足持っていれば、入学後の式典などでも安心です。

洗面・ケア用品:

洗面・ヘアケア用品は少しだけ持参し、到着後に学校周辺の店やネット通販で必要に応じて購入しましょう。

寝具:

寝具を準備する前に、まずは寮や借りる部屋のベッドサイズを確認し、学校や大家に寝具の提供があるかどうかを確認してください。提供がない場合は、自分で持参するか、キャンパスや近隣の店で購入しましょう。

学習用品:

ノートを数冊と筆記用具を用意すれば十分です。その他のものは、到着後に購入できます。

電子製品

必要な電子製品を準備する前に、中国の標準電圧は220ボルトであり、コンセントの形状も日本と異なる場合があることを知っておきましょう。事前に変換プラグを用意しておくと安心です。標準的なコンセントの形状は下図の通りです。

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(写真・IC)

スマートフォン:

スマートフォンは現在の生活必需品です。渡航前に、中国でよく使うアプリをダウンロードしておきましょう。

決済アプリ:WeChat(微信)、Alipay(支付宝)、UnionPay(雲閃付)など

中国ではモバイル決済が非常に普及しており、スーパー、レストラン、コンビニ、公共交通など、日常のあらゆる場面でスマホ決済をすることができます。

地図アプリ:高徳地図(Amap)など

高徳地図は14言語に対応しており、中国各地の地理情報を正確に表示します。学校、空港、駅、レストラン、ホテルなど主要な施設の名称や紹介も載っているので、周辺環境に早く慣れるのに役立ちます。

配車アプリ:滴滴出行、曹操出行など

配車アプリは中国全土で広く利用されており、さまざまな価格帯や車種を選択できます。

Tips:

中国到着後は、中国国内の通信をスムーズに利用できるように、早めに現地でSIMカードを契約しましょう。

ノートパソコン:

大学生活では、レポート作成や資料検索に欠かせません。持参する際に充電器を忘れないようにしてください。もちろん、中国に来てから購入することもできます。

モバイルバッテリー:

中国民用航空局の規定により、3Cマークがないもの、表示が不明瞭なもの、リコール対象の型番・ロットのモバイルバッテリーは、国内線に持ち込むことが禁止されています。持参する際には必ず確認してください。

※3Cマークとは、中国の強制製品認証制度を示すマークで、「China(中国)」「Compulsory(強制)」「Certification(認証)」の略です。

その他の電子製品:

必要に応じて、キーボード、カメラ、タブレット端末などを持参できます。ただし、リチウム電池を含む携帯電子機器はすべて機内に持ち込む手荷物として搭乗する必要がありますので、ご注意ください。

常用医薬品

中国では受診や薬の購入がとても便利なので、個人用の一般的な市販薬を少量準備すれば十分です。薬は、入国時に税関で検査されることがあります。

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(写真・IC)

過去の病歴から処方薬を持参する必要がある場合は、必ず医師の処方箋と薬のリストも併せて用意してください。これらの薬を準備する前に、中国の薬物規制政策を必ず確認し、持ち込みが禁止されていないかを確かめてください。

以下のリンクから照合してください。

http://www.customs.gov.cn/customs/302249/302266/302267/356445/index.html

中国政府の規定により、アヘン、モルヒネ、ヘロイン、大麻など、依存性のある麻薬・向精神薬、各種の武器、模造武器、規制されている刃物、弾薬、爆発物などは、中国への持ち込みが厳しく禁止されています。詳しくは『中華人民共和国禁止進出境物品表』『中華人民共和国制限進出境物品表』(税関総署第43号令)をご確認ください。

この持ち物リストが、留学準備の不安を減らし、中国での生活をより安心して迎える一助になれば幸いです。

出典:中国国家留学基金管理委員会WeChat公式アカウント「CSC校友」

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