「ミニ万博」が上海大同中学に登場——多国の青少年が文化交流の新たなビジョンを共に描く

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第19回上海国際青少年交流友好キャンプは7月16日に上海で開幕し、7月25日まで開催されます。7月18日、このキャンプの恒例プログラムである「ミニ万博」が上海大同中学で催されました。

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「ミニ万博」の開会式で、記念撮影する中国と海外の青少年たち(写真・提供者不明)

上海における中外青少年の多文化交流の特色あるプラットフォームとして、「ミニ万博」にはオーストラリア、ブルキナファソ、中国、コロンビア、ネパール、ニュージーランド、チュニジア、アラブ首長国連邦、アメリカなど、20ヶ国から計125名の青少年が参加しました。

参加者たちは大同中学の体育館に各国の展示ブースを設置し、「文化の大使」として伝統手工芸、特色料理、体験型展示、ステージパフォーマンスなど様々な形式を通じてそれぞれの国の伝統文化や風習を広く紹介し、多文化の魅力と若いエネルギーを生き生きと表現しました。

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自国の特製ドリンクを紹介するアラブ首長国連邦からの参加者(写真・提供者不明)

セルビアから来たマルタさんは民族衣装に身を包み、セルビア料理を熱心に紹介しました。初めて上海を訪れたマルタさんは、「早くこの町に溶け込み、素晴らしい出会いや友情に出会いにわくわくしている」と語りました。

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ベトナムブースでベトナムからの参加者と自撮りする中国の学生(写真・提供者不明)

ベトナムからのヴィエト・コイさんとチョン・ヒエウさんはブースの前で、ベトナム独特の工芸品やおもちゃを紹介していました。ヴィエト・コイさんは「世界中から集まった仲間たちにベトナムを紹介できてとてもうれしいです。今回の友好キャンプを通じて、もっと上海や中国について知りたいです」と話しました。

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イベントで交流しながら各国の伝統料理を味わう参加者たち(写真・提供者不明)

この日は、参加者たちが心待ちにしていた「上海の家族」ホームステイプログラムも始まりました。このプログラムでは、海外からの青少年たちは地元の家庭に宿泊し、上海の家庭生活を体験します。

大同中学のボランティア、郝心榕さんは「このイベントを通じて、さまざまな世界の文化に触れ、教科書の知識が目の前の現実になったように感じました。各国の参加者とプレゼントを交換し、世界各地のみんなの温かい気持ちを感じました」と述べました。郝さんは今回、ニュージーランドからの参加者とホームステイパートナーになり、外国の同世代と交流し、互いの生活の共通点や相違点を知るのを楽しみにしています。郝さんは「これから彼らを上海の有名スポットに案内し、現地の風土や人情を感じながら友情を深め、交流を進めていきたいです」と語りました。

イベントの主催者によれば、「『ミニ万博』は友好キャンプの中核的なプログラムの1つとして、世界の青少年に相互理解と学び合いの場を提供し、異文化理解と民間友好の促進を後押しする場となっています」とのことです。

「上海国際青少年交流友好キャンプ」は、2005年に上海市人民対外友好協会と上海市青年連合会の共催によって始まり、これまでに19回目開催されてきました。これからのプログラムでは、各国から参加者たちは、中国の都市を訪問し、各地の郷土料理を味わい、さまざまな文化体験を通じて中国社会と文化への理解をさらに深め、この交流の旅をより豊かなものにしていく予定です。

出典:中国日報、上観新聞

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