演劇『ハイキュー!!』中国ツアー、上海など6都市で公演中

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-09-02

このほど、注目を集めているHYPER PROJECTIONの演劇『ハイキュー!!』の中国ツアーが幕を開けました。今回のツアーは、上海・長沙・成都・武漢・深圳・北京の6都市を順次巡り、合計39の公演を行う予定で、中国の観客に熱いスポーツ精神と舞台芸術を融合させた迫力あるステージを届けます。

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演劇『ハイキュー!!』(写真・上観新聞)

『ハイキュー!!』は、日本発の大人気アニメIPで、かつて「飛べないカラス」と揶揄されていた元強豪校だった烏野高校バレーボール部が、仲間との絆を深め最強チームへと成長し、大舞台に返り咲く物語を描いています。この青春の成長物語は、これまで多くの若者の心を打ち続けてきました。

集英社の大人気IPの演劇化作品である『ハイキュー!!』は、原作を忠実に再現し、精緻な演出と演技、そして圧倒的な臨場感で、日本国内はもちろん海外公演でも高い評価を得てきました。

今回の中国ツアーは、新たに全面的にアップグレードされたバージョンで、演技力とダンス力を兼ね備えた若手俳優陣が熱演します。中国の観客は、烏野高校という「かつての強豪」が再び飛び立つ瞬間に立ち合い、原作の持つ純粋でまっすぐな感動を改めて味わうことになります。

「まるで本物のバレーボールの試合を目の前で見ているかのように」することは『ハイキュー!!』の演劇シリーズ誕生以来、一貫して掲げられてきた理念です。二次元の世界で描かれたバレーボールのスピード感と迫力を、三次元の舞台でどのように再現するのか。そのために制作チームは「HYPER PROJECTION(ハイパー・プロジェクション)」と呼ばれる独自の表現手法を開発しました。

このシステムの核となるのは、俳優の演技と緻密に計算された映像投影・照明・音楽を高度に融合させる点にあります。ファンの間で話題の「大回転盤」のような回転舞台が動き出すと、俳優たちの爆発力あふれるダンス的な動きと相まって、試合の攻防の切り替えが、まるで本物の試合が流れるように目の前で展開されていきます。

出典:上観新聞、新民体育