米国奇跡の子ども合唱団、「ワン・ボイス」が上海大劇場に登場、歌声で新年迎え、文化の架け橋を築く

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-01-10

1月4日、アメリカのワン・ボイス児童合唱団(The One Voice Children's Choir)が上海大劇場に登場し、音楽への愛と新年への祝福を込めて、歌声で新年を迎えました。

ワン・ボイス児童合唱団は2002年のソルトレイクシティ冬季五輪の期間に誕生し、アメリカ西部ユタ州を拠点とし、音楽と合唱が好きな4歳から17歳の子ども180人で構成された合唱団です。

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1月4日、上海大劇場で演出を行っている米国のワン・ボイス児童合唱団(羅斌/上海国際サービス)

合唱団の創設者兼指揮者であるMasa Fukuda(福田真史)は、国際的に有名な作曲家、編曲家、プロデューサーです。ワン・ボイスの演出曲はすべて彼が特別に作り上げたもので、中にはオリジナル曲のほか、独特なスタイルのアレンジ曲もあり、様々なクロスオーバーが融合し、ワン・ボイスの個性を生み出しています。

2023年、ワン・ボイスは初めて中国を訪れ、「今後5年間で米国青少年5万人を交流学習のために中国に招待」という提唱に積極的に参加しました。上海市人民政府新聞弁公室と上海文広国際伝播センター(SMG International)と共同で、上海の都市MV「Golden Hour」を制作し、海外のソーシャルメディアで大ヒントになりました。また、上海ディズニーランドで「ズートピア」(Zootopia)のテーマソング「Try Everything」のディズニーバージョンも撮影し、再びネット上で大きな反響を起こしました。

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1月4日、上海大劇場で演出を行っている米国のワン・ボイス児童合唱団(羅斌/上海国際サービス)

2023年の中国訪問で合唱団のメンバーたちは中国の独特の魅力を目の当たりにし、この土地とここの温かくて親切な人々を深く愛するようになりました。「離れてここ1年間、ずっと中国のことを思っています」とMasa Fukudaは語りました。「いつかまた中国に戻れるかと願っていましたが、今、夢が叶えて本当に嬉しいです。」Masa Fukudaは日系アメリカ人で、2002年のソルトレイクシティ冬季五輪の期間中、若者たちとのコラボレーションをきっかけに、この合唱団を設立し、2005年に本格的に発足させました。

今回の演出曲目には、様々なスタイルの歌が含まれています。人生の応援ソング「I Lived」から感動的なラブソング「You Raise Me Up」まで、どの曲も希望、愛、そして団結のメッセージを伝えています。また、ワン・ボイスは中国語のポピュラーソングをアレンジした歌曲「如願(願い通り)」や「明天会更好(明日はきっと好くなる)」などをも歌い、中国のファンたちに積極的に応えました。

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演出後、上海大劇場の外で記念写真を撮影するワン・ボイス児童合唱団(羅斌/上海国際サービス)

演出以外に、合唱団は上海で一連の文化交流イベントにも参加しました。彼らは上海の有名な観光スポット、豫園と上海タワーを訪れました。11歳の合唱団メンバー、ベニー・マルティネス(Benny Martinez)は上海タワーを観光した後、「本当に高くて、超かっこいい!」と感嘆しました。5年前に合唱団に入ったベニーは演出後、今回の中国ツアーに参加した感想をシェアしました。「違う都市に行って、違う人に出会えるのは、本当に不思議で、面白いです!」

また、彼らは上海宋慶齢学校を訪問し、同校の学生と一緒に演出を行いました。中米の子どもたちが音楽と文化を通じて交流し、中米関係の発展に力を注ぎ、平和への美しい願いを伝えました。