百年の淮海路、再び「青春期」を迎える

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2026年の春節、淮海中路は赤い馬をテーマにしたライトショーで新春を華やかに彩り、商圏の消費も大きく押し上げた。春節連休(今年は2月15日~22日)期間中、淮海中路商圏の売上高は前年同期比23.7%増となり、上海市内19の市級商圏の平均伸び率の12%を上回り、歴史のある商業エリアが再び活力を取り戻していることを示している。

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龍鳳・PRSCOの外壁に設置される赤い馬をテーマにしたライトショー(写真・淮海グループのWeChat公式アカウント)

新プロジェクトや新業態は、この新たな「青春期」を象徴する存在である。まもなく開業予定の「龍鳳・PRSCO」は、淮海路の新たなランドマークとなることを目指している。より多くの小売ブランドの誘致を図るとともに、商業エリアが抱えてきた駐車場不足や飲食施設の弱点を補完しようとしている。また、百年の歴史のある建築を再生した新コンセプト複合施設「HAI550」は、「持続可能なライフスタイル」をテーマに、短期賃貸と高いブランド入れ替え率という運営モデルで若手ブランドを支援している。春節期間中は来客数と売上ともに増加し、売上は前年同期比約30%増となり、従来型商業施設では提供しにくい柔軟性とコンテンツの新鮮さを補い、淮海路の持続的な若返りを支える重要なピースとなっている。

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にぎわう新コンセプト複合施設「HAI550」(写真・HAI550)

同時に、淮海路は1号店(「首店」)やポップアップストアの誘致も加速させている。上海、さらには全国の商圏競争を見渡せば、「首店」をいかに多く呼び込むかが共通の課題となっている。2025年1月~11月、淮海中路商圏には各種首店が87店舗新規オープンした。一方で、これまで淮海路の店舗は長期賃貸契約が主流で、契約条件や賃金、内部手続きなどがポップアップ展開に適していなかった。制度整備が進んだことで、かつてはほとんど見られなかったポップアップストアが、より頻繁に登場するようになった。2025年には、ポルシェ、デサント、韓国デザイナーズブランドdunstなどが相次いでポップアップを展開した。これは百年の歴史のある街が運営モデルを再考していることを示している。

淮海路は今、伝統的な小売街区から体験型商圏へと加速的に転換している。ZARAの超大型旗艦店、H&M「風格の邸」、Musinsa Standard中国1号店、英国サイクリングブランドRaphaの出店などが相次ぎ、淮海路のトレンド力をより高め、ライフスタイルをより豊かにしている。

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H&M「風格の邸」(写真・淮海グループのWeChat公式アカウント)

淮海路の更新と高度化にあたっては、街を管轄する黄浦区と徐匯区の両区政府も綿密な検討を進めている。黄浦区商務委員会によれば、今後は地域の商業構造調整やナイトタイムエコノミーと連動し、仮設の樹木ライトアップ景観を秩序・合理性・エコ・美観を前提に「常に新鮮に楽しめる」形で展開していく方針。

電子商取引の台頭や商圏間競争の激化という背景の中で、百年の歴史を持つこの商業街は、従来小売から消費・文化・社交を融合した複合体験空間へと進化している。業態の更新と運営の革新を通じて、淮海路は若々しい気質を再構築し、自らの新たな「青春期」を切り開いている。

出典:界面新聞