景色が美しくてサイクリングに適した元蕩湖のウォーターフロント交通路が開通

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元蕩湖はまるで生態系における真珠のようで、上海と蘇州の境界にはめ込まれています。水域面積は12.9平方キロメートルで、うねうねと続く23キロメートルの海岸線は最近、全線貫通しました。

長江デルタ生態グリーン一体化発展モデル区「一河三湖(太浦河、淀山湖、元蕩湖、汾湖)」の核心的な構成部分として、元蕩湖は沿線の風景や生態環境が絵のように美しいだけでなく、元蕩駅站や黿蕩小館などの機能完備、デザイン性満点の休憩エリアが点在しており、すでにアウトドア愛好家の間で人気スポットとなっています!

荷花園「花神広場」

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

荷花園は大観園の東西方向のゲートの軸線の終点に位置しています。広場は『紅楼夢』の中の「金陵十二釵」からインスピレーションを得ており、12の花神の彫刻と詩詞が刻まれた地面が設けられ、古典庭園の趣と現代の生態理念が融合されています。

ここでは祝日の時に文化公演などのイベントが開催されます。広場のそばには休憩用座椅子、直飲み用水スポット、公衆トイレが設置されており、サイクリストが一休みすることができます。

芳虹橋

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

屋根付橋のデザインは全体的に古風で趣に満ちており、元蕩湖のウォーターフロント交通路の代表的な景観です。サイクリストはここで一休みし、風の音を聞きながら湖の景色を見ることができます。

元蕩村

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

湖に沿って伝統的な水郷集落のままに配置され、青瓦と白壁の民家が田園の中に点在しており、江南水郷の詩情を際立たせています。

村にある便民駅站は簡単な食事の提供とサイクリング装備のレンタルに対応しており、伝統的な建物の外観と現代的なサービスを組み合わせることで、サイクリストのために便利な補給ステーションを構築しています。

黿蕩小館

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

小館は湖畔にあるカフェで、おいしい軽食や心温まる飲み物を提供しています。窓はピクチャーウィンドウを採用しており、サイクリストが館内に座って休憩する時に、目を上げると美しい湖の景色を見ることができます。

隣の駅站には簡単にコースを確認できる地図や、携帯電話などの電子機器を充電するための充電スタンドのほか、救急箱も用意されており、サイクリストの旅を守ってあげます。

元蕩徐行橋

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

元蕩徐行橋は上海と江蘇にまたがるランドマーク的な橋で、その独特な曲線造形は、神がかったような絶妙な建造物で、自然かつ巧みに沿道の湿地景観と湖を囲む環状緑道を連結しており、実用的でありながら、芸術的な美しさも感じられるため、写真愛好家にとって絶好の撮影スポットになっています。

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

橋面は徐行システム、サイクリングロード、展望プラットフォームに科学的に区画されており、サイクリストは湖の景色を見下ろしながら「一歩で二省を跨ぐ」という独特な体験ができ、境界線を通過する上海-蘇州-湖州高速鉄道を眺めることもできます。

湖湾湿地と探鳥地

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

ここは漁業から撤退して湖の生態環境を回復することで形成された12の生態湿地小島で、真珠のようなこれらの小島は桟橋によってブレスレットのようにつながっており、水鳥の天国になっています。

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

サイクリングでここまで来て、観察スポットに佇むと、シラサギが翼を振ってヨシをかすめたり、ノガモが青い湖面を泳いだりするのを間近で観察し、大自然の趣を堪能し、湿地の生態系が放つ旺盛な生命力を感じることができます。

「漁歌駅」休憩所

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

「漁歌駅」はデザインが独特で、澄みきった湖に囲まれ、ロマンチックな天地となっています。休憩所の外の広い芝生で思う存分に走って、活力を放つことができます。休憩所の内装はシンプルでスタイリッシュで、採光が良く、心温かくて快適です。

牡丹楼

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

牡丹をテーマにしたこの古典的な庭園建築では、建物の前に百株以上の牡丹が植えられており、毎年4月になると、艶やかな牡丹ときらきらしている湖の景色が互いに輝き合っています。建物内ではお茶やお菓子が提供されるので、リラックスしてしっかりと状態を整えることができます。

「一廊十二景」文化回廊

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

『紅楼夢』の「金陵十二釵」からインスピレーションを得て、海棠石酔、梅廊慕雪、平湖風荷など、一風変わった風景をつくっています。

サイクリングでここまで来ると、四季の花とともにロマンチックな息吹が感じられ、『紅楼夢』が醸し出す詩的な雰囲気に深く浸ることができ、まるでゆっくりと広がる江南の詩的な絵巻の中を歩いているかのようです。

曲水善湾

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

この湖畔リゾート地には飲食、民宿、娯楽など多様な業態が集まっています。リゾート地は「建築界のアカデミー賞」を受賞した春暁・水杉居を中心としています。湖畔に静かに佇む春暁・水杉居はメタセコイアの林をモチーフとした造形で、ファサードが自然環境と優しくささやく合うように、完璧に溶け込んでいます。

サイクリストはここに来て一休みすると、江南水郷の優しい温もりの漂う情緒に酔いしれ、絵のような風景を味わいながら、現代建築芸術の巧みを楽しむことができます。

元蕩湖のウォーターフロント交通路の全線に平らな徐行用道路が敷設され、一部の区間には独立したサイクリングロードも設けられており、安全性と快適性を両立させています。沿道には休憩所や便民サービスポイントが複数あり、飲料水、休憩設備、救急箱などが提供されており、15カ所の親水デッキが設けられ、そこでしばらく休むことができます。

おすすめのサイクリングコース:

(写真・WeChat公式アカウント「楽遊上海」)

親子レジャーコース(5キロ):黿蕩小館→元蕩徐行橋→元蕩湾観光客サービスセンター

全コースの道路状況は良好で、道路も平らで、親子サイクリングに適しています。元蕩徐行橋はネット上の人気ポイントとして、橋の上は視界が広く、湖の景色を楽しむことができます。最後に元蕩湾観光客サービスセンターでしばらく休憩を取ることができます。

全線環湖サイクリングチャレンジコース(23キロ):元蕩三期花神広場→芳虹橋→元蕩村→元蕩駅站→黿蕩小館→元蕩徐行橋→漁歌駅→牡丹楼→元蕩三期花神広場

23キロの湖を巡るコースは、全コースの道路状況が良好で、一定のサイクリング基礎を持つ愛好家に適しています。沿道では橋や集落、休憩所など多くの特色あるスポットを通り、様々な景色を楽しむことができます。

出典:WeChat公式アカウント「楽遊上海」