上海 3本の低炭素テーマ観光コースを発表

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5月15日、生態環境部門は2024年全国低炭素デー上海テーマイベントで、低炭素濱江レジャーコース、低炭素公園自然コース、低炭素遊園地ハッピーコースという3つの低炭素をテーマとする観光コースを発表しました。市民と観光客が低炭素な方法で上海の独特な自然景観と文化的魅力を深く体験できるよう、ガイドを提供します。

上海テーマイベントの運営者である上海市省エネ・排出削減センターは、CCER(=China Certified Emission Reduce、中国認証炭素排出削減量)の購入を通して、今回のイベントのカーボンニュートラルを達成しま

三つの低炭素テーマコース

一 低炭素濱江レジャーコース:川沿いの空間を中心に、サイクリングやフェリーなどを通じて上海の低炭素ランドマークを見学することができるコースです。

1. 楊樹浦発電所旧跡公園:発電所の産業遺産を保存しながら、屋上太陽光発電ガーデン、スマート総合エネルギーセンターの展示ホールなどを建設し、読書、レジャー、コーヒーなど要素を統合したゼロカーボンスペースを創出しました。

2. グリーンヒル:タバコ倉庫を縮小・エコ化して形成された立体公園です。屋上緑化、雨水、自然光などの資源を最大限に活用し、緑と低炭素建築デザインのモデルとなっています。

3. 楊樹浦給水所:1881年に建設された極東最大の給水所であり、現在も稼働しています。ゴシック様式の建築と最新の水処理技術の共存により、現代の低炭素・エコ発展コンセプトを示しています

4.万博都市ベスト実踐エリア:エリア内には上海初のゼロエネルギー消費に近いモデルビルがあり、グリーンビルディング、スポンジシティ、太陽光発電、河川水源ヒートポンプ、リサイクル建材などの低炭素・エコ技術を徹底的に体験できる場所です

5.中華芸術宮:伝統と現代の要素を組み合わせた大型美術館で、以前は万博の中国館でした。環境に優しい建材を使用し、持続可能な発展を促進する上での文化ランドマークの模範的な役割を示しています。

6.世博源(The River Mall):大型商業施設として現在も効率的に運営されており、万博期間中に設置された環境に優しい低炭素施設の改修と更新が継続的に行われています。2020年には、全国的なグリーン・ショッピング・モールと評価されました。

7.世博後灘湿地公園:工業用地旧跡の鉄骨構造と砕石材料を利用し、人工湿地システムを利用して、建材の二酸化炭素排出を削減し、黄浦江水系の浄化を促進します。

8.前灘太古里:世界初のWELL認証の最高ランク「プラチナ」を取得したショッピングモールで、分散型エネルギーセンターを利用してエネルギー効率を向上させ、スターバックスの世界初のエコパイロット店「向緑工坊(greener storelab)」を惹きつけました

9.前灘レジャー公園:緑豊かな都市生活空間です。文脈園、散歩道、自転車道、ビーチ、望江駅などのエリアが整備され、一部歩道の舗装には中糧(COFCO)倉庫の古いレンガが使われました。

二 低炭素公園自然コース:公園を中心に、都市再生の典型的な事例を通して上海の都市文化を体験し、自然の魅力を感じることができるコースです。

1. 桃浦中央緑地:工業用の「ブラウンフィールド」を公園緑地に改造し、上海のスポンジシティモデルプロジェクトに選ばれました。竹製の「キャタピラートンネル」などの子供向け施設もあり、人々が楽しめるようにしました。

2.李子園公園:太陽光発電グリーンエネルギーを広範囲に利用し、雨水管理と湿地浄化技術を採用し、森と子供の遊びや科学教育スペースを組み合わせて、緑の共有ゾーンを作成しました。

3.真如環宇城: かつて都市中心部最大の「城中村」(都市の中の村)でしたが、「TOD+Park」の特徴を活かした多様で革新的な商業空間を構築し、高品質な業態にグレードアップし、緑地カバー率は50%に達しました。

4.真如古鎮+真如寺:真如古鎮は上海中心部唯一の700年の歴史を持つ古鎮で、地下鉄で直接アクセスでき、古代の様式と無形文化遺産の珍味(真如羊肉)を体験できます。真如寺は上海で唯一の元の時代の地上建築物です。

5.曹楊新村:中華人民共和国建国後最初の労働者新村。「近隣住区」のコンセプトに基づいて建設・計画され、「15分間生活圏」の最初の原型です。南梅低炭素モデルコミュニティは、上海最初の低炭素コミュニティです。

6.百禧公園: 多層で複合型の歩行者体験型コミュニティパーク緑地で、全長が1キロ近くで、半地下芸術スペース、開放的レジャースペース、空中展望スペースが備える南北に貫く公園です。

三 低炭素遊園地ハッピーコース:遊園地を中心に、上海国際リゾートで生物多様性を発見し、低炭素施設を楽しめるコースです。

1. 上海ディズニーリゾート:世界初の天然ガス分散式冷房・暖房・電気・圧縮空気併給技術を導入したディズニーリゾートで、さまざまな技術を通じて省エネ、廃棄物・温室効果ガスの排出削減を実現しました。

2.ディズニータウン:ショッピング、飲食、エンターテイメントを一体化し、クラシックなディズニー要素と上海スタイルの文化、伝統的な特徴を融合した大規模な商業街区です。毎年4月のアースデーに環境保護マーケットを開催します。

3.星願湖公園: 広い水面と中央宮殿を利用して、親水体験のできる湿地公園を作りました。周辺の野鳥観察スポットでは、120種以上の鳥類と4種の国家二級保護動物に出会うことができます。

4. 比斯特購物村(ビスターショッピングビレッジ):国際ハイエンドブランド、中国特色ブランド、アウトドアスポーツブランドなど多様なブランドのファッションブティックがあり、花やアートインスタレーションで楽しいショッピング体験を作り出していします。

5.隣家キャンプ場: ディズニーリゾートから徒歩10分、密林と自然川系で構成される70万平方メートルの上海ディズニー生態公園内であり、牧歌的な休暇を楽しめまる場所です。

6.ラベンダー公園:約7万本の純粋なプロヴァンスラベンダーで構成される紫色の花畑で、上海最大の植栽面積を誇っています。2023年に初めて夜間営業を開始し、新たなキャンプシナリオを創出しています。

情報源:Shanghai Observer