上海の個性的なバー特集

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夜のとばりが下り、ネオンが街を彩るころ、上海のバーにはいつも物語があります。

3年連続で「アジアのベストバー50」で首位に輝いたスピリッツの聖地から、ひっそりと地下にたたずむ名店まで、「海のシルクロード」をテーマに東洋の哲学を一杯のカクテルに表現するバーや、競馬をテーマにしたアメリカンスタイルの愉快なバーなど、近年の上海では、コンセプトが明確で個性的なバーが次々と誕生しています。そして、それぞれが独自の魅力を放ち、上海のナイトエコノミーの活力を象徴する存在となっています。

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近年では、「バー+ライブパフォーマンス演出」「酒場+交流」といった多様なスタイルも広がりを見せており、日が暮れると街に点在するさまざまなバーが、若者たちの「もう1つの居場所」となっています。ひとりカウンターでじっくりとグラスを傾けるもよし、仲間と賑やかに一夜を楽しむもよし、上海にはきっとあなたを迎えてくれる一軒があります。

ここでは、個性が光る上海のバーをいくつかご紹介します。

COA

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2017年に香港で誕生したCOAは、アジアでも数少ないメキシコ蒸留酒専門のバーです。3年連続で「アジアのベストバー50」の第1位に輝き、アジアのバーを代表する伝説的な存在でもあります。オーナーは、メキシコ14か所すべてのテキーラ産地を自ら巡り歩いた「鬼才バーテンダー」のJay Khanです。

上海店は、香港本店と同様に、木材・レンガ・コンクリートを基調とした、メキシコのオアハカの街並みをイメージした内装を採用します。4階建ての一棟建てで、約80人を収容できます。各階にはそれぞれ独立したバーカウンターと専用のドリンクメニューが設けられており、階を上がるごとにテキーラの多彩な魅力を味わえるようになっています。

メニューはテキーラ系の蒸留酒(スピリッツ)を中心に構成されています。看板メニューの「ココナッツミルク パンチ(COCONUT MILK PUNCH)」は、きめ細やかな口当たりと、滑らかな飲み心地が魅力です。また、個性的な「ブラッディ・ビーフ・マリア(Bloody Beef Maria)」は、じっくり煮込んだ牛骨スープを取り入れ、旨味とスモーキーな辛味が絶妙に調和し、メキシコ文化の豪快さと繊細さを見事に表現しています。

住所:復興中路580号

営業時間:火〜木・日曜日 18:30〜翌1:30

     金・土曜日 18:30〜翌2:30

Speak Low (彼楼)

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上海を代表するバーを語るときに、Speak Low(彼楼)の名は欠かせません。2014年、世界的に著名なバーテンダーである後閑信吾が、アメリカで成功を収めた自身のバーを復興中路にオープンさせました。これが、上海における「スピークイージー」ブームの火付け役となりました。表向きはごく普通の店ですが、隠し扉を見つけて中へ入るという、この秘密めいたバーのスタイルはここから広まったのです。

店内では、アメリカンスタイルの創造的なカクテルと日本流のホスピタリティが見事に融合しています。おすすめは3種のSG焼酎をブレンドした「フレーム カッター(Flame Cutter)」です。トロピカルな甘い香りの中に、ほのかなスパイスがアクセントとなり、提供時には美しい「花火」の演出も楽しめます。

住所:復興中路579号

営業時間:月〜木・日曜日 18:00〜翌1:30

     金・土曜日 18:30〜翌2:30

Pony Up

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Pony Upは、気軽に楽しめるアメリカンスタイルと競馬をテーマにしたユニークなコンセプトで人気を集め、開業2年で「アジアのベストバー50」の97位にランクインするなど、注目を集めています。店内は、木の温もりを感じさせるナチュラルな色合いを基調に、オレンジとグリーンをアクセントに取り入れたレトロな空間となっています。店内は、フロントバーとバックバーの2つのエリアに分かれ、時間帯や利用シーンに応じて異なる楽しみ方ができます。

フロントバーは昼から営業しており、お手頃な価格設定で、一口サイズのクラシックカクテル「One Sip」シリーズや、そのローカルアレンジのカクテルを提供しています。

一方、バックバーは夕方6時から深夜2時まで営業しており、味わいと雰囲気をより重視しています。約20種類のオリジナルカクテルは遊園地をテーマに構成され、多彩な味わいを楽しめます。

メニューは水の世界、陸の探検、宇宙の探索、魔法の世界、進賢路という5つのシリーズに分かれており、遊び心あふれる世界観が表現されています。

「水の世界」シリーズの「Rip Tide Twister」は、ラム酒にタイティーとタマリンドを組み合わせ、爽やかで奥行きのある味わいに仕上げられています。「陸の探検」シリーズの「Treehouse Trek」は、ジンにセージとキウイを合わせ、すっきりとした飲み口の中にハーブの香りが心地よく広がります。

住所:進賢路230号

営業時間:月〜木・日曜日 13:00〜翌1:00

     金・土曜日 18:30〜翌2:00

Asian Flush

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Asian Flushは、2022年のWorld Class中国大会チャンピオンであるアレン・ファンが手掛けるバーです。「海のシルクロード」からインスピレーションを得て、悠久の交易路から生まれたアジア各地の文化を取り入れるとともに、その中でも娘惹文化(プラナカン文化)を空間デザインの核としています。オーナーバーテンダーのアレン・ファンは、「東洋と西洋をグラスの中で対話させる」という哲学の下でカクテルを創作しています。共同創業者のエミリーとともに、2人はアジアの食材と西洋のカクテル技法を巧みに融合させています。

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カクテルメニューでは、米麹をアジアらしい味わいの核として用い、多くのオリジナルカクテルが強い印象を残します。看板メニューの「2000s ギルティ プレジャー」は、クラッシックカクテルのブールヴァルディエ(Boulevardier)をベースにアレンジしたもので、甘味と苦味が絶妙に調和しています。一方、「ドリアン グレイ ギムレット」はドリアンの蒸留酒に白味噌とココナッツを組み合わせ、すっきりとした口当たりに仕上げた一杯で、アジアのカクテル文化を深く探求していることを感じさせます。

住所:復興中路592号乙

営業時間:火〜木曜日 18:00〜翌2:00

     金〜日曜日 13:00〜17:00、18:00〜翌2:00

Swirl

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SwirlはSpeak Lowのすぐ隣に位置するバーです。前身は、後閑信吾が東京で手がけた人気ワインカクテルバー「Swrl.」です。その名はワイングラスをくるりと回して香りを引き立てる、あの象徴的な動作に由来しています。メニューにも工夫が凝らされており、すべてのワインカクテルには都市の名前が付けられ、それぞれの土地ならではの風土や個性を表現しています。

酒だけでなく、料理も人気があり、中でも「博多冷麺」は、多くの客に「人生最高の冷麵」と称賛される名物メニューです。「エンジェルヘア」はイタリアの極細パスタに、明太子クリームをたっぷりと絡め、さらにウニと半熟卵を添えた一品で、日本料理の繊細な旨味とイタリア料理のまろやかさが見事に調和しており、お酒との相性も抜群です。

住所:復興中路577号

営業時間:月〜木・日曜日 12:00〜24:00

     金・土曜日 12:00〜翌1:00

十石(Sodam)

十石(Sodam)は、韓国・ソウル発の隠れ家的バーです。静かな紹興路にひっそりと店を構え、正式オープン前のプレオープン期間から、その独創的な味わいで多くの酒好きたちを魅了し、「今年最も期待される一軒」とも評されています。

店内は、素朴で温かみのある落ち着いた空間。自然な風合いを生かした石壁と、優しい質感の木材を組み合せ、華美な装飾を排したインテリアは、訪れる人に心地よい安らぎを与えてくれます。さらに、このお店には、人懐こいドーベルマンがいて、来店客の癒しの存在となっています。

Sodam最大の特徴は、味わいへの独創的なアプローチです。とりわけ「米」をテーマにした多様なカクテル作りを得意とし、鍋巴(おこげ)や炒り米など、日常的な食材を巧みに取り入れ、記憶に残る味わいを創り出しています。全体的にアルコール感は控え目で飲みやすく、口当たりもすっきりしているため、メニューを最初から最後まで飲み比べても負担を感じにくいのが魅力です。

住所:紹興路25号

ZION

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ZIONは、「和」をコンセプトに、「クラシック」をテーマとした日本式のバーです。オーナーバーテンダーの豊留直樹は、日本を代表するバーテンダーの1人である上田和男氏に師事し、研鑽を積んできました。これまで、東京・銀座Tenderや香港のMizunaraなど、数々の著名なバーで経験を積んでいます。

店内には、日本らしい美意識が随所に息づいています。柔らかな照明の下、器や道具は整然と配置され、落ち着きと品格を備えた静かな空間が広がります。

メニューの中心は、すべて手作りにこだわったクラフトカクテルで、一杯一杯にオーナーの技術と創意工夫が込められています。おすすめの「翠香」は、華やかな花や果実の香りを持つ芋焼酎をベースに、お茶をたてる、シェイクする、さいごに粉を振りかけるという一連の所作を経て仕上げられます。ベルガモットとレモンが軽やかな酸味を添え、それを抹茶の爽やかな香りとほのかな甘みが優しく包み込みます。酸味と甘味が調和し、余韻が長く続く一杯です。

「Ash Veil」は、スモーキーな香りと旨味が特徴のカクテルです。メスカルに青リンゴリキュールやシソの葉などを合わせ、個性的な味わいに仕上げています。また、「Bitter Toast」は、ウイスキーをベースにカンパリと焙じ茶を組み合わせた一杯で、ほろ苦さの中に香ばしさが広がり、奥行きのある味わいが楽しめます。

住所:静安区南京西路街道大沽路378号

営業時間:9:00〜翌2:00

SUZU BAR

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日本式カクテルやマティーニを愛する人にとって、SUZU BARはまさに「理想の一軒」です。店内は、東京・銀座のクラッシックバーの雰囲気を忠実に再現しており、落ち着いた上品さと昔ながらの趣を漂わせています。

カウンターに立つバーテンダーは、日本のバーテンディングならではの緻密で美しい技術を大切にし、すべての一杯に絶妙なバランスと口当たりを追求しています。店では、クラシックからオリジナルまで、多彩なマティーニを楽しむことができ、マティーニ愛好家にとってはまさに夢のような空間です。

住所:華山路301号MORE華山1階

営業時間:月〜日曜日 19:00〜02:00

本記事の画像は、取材対象者および大衆点評により提供されるものです。

出典:大衆点評、美団、WeChat公式アカウント「ShanghaiWOW」

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