上海図書館・東館で巳年のアート展開催 270点の独創的な「蛇」が登場

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-02-10

1月24日、上海図書館・東館で数フロアにわたる「蛇」のアート展が開幕しました。今回のアート展は、国内外のアーティストや学校の教師・学生から寄せられた6000点以上の応募作品の中から、GGACデジタルアートプラットフォームを通じて公開選考され、主催者の専門家による審査を経て、選ばれた270組の「蛇」が展示されています。

蛇生肖艺术大展.jpg

上海図書館・東館で数フロアにわたる「蛇」のアート展が開催されている。(提供写真)

古今東西、神話や伝説、色彩や構造、文字や言語、ユーモアや皮肉などからインスピレーションを得たアーティストたちが、「蛇の上の中国」(中国語で「蛇」は「舌」と同音」)を展示しました。蛇の特徴は「舌」であり、それは信子(しんこ)とも呼ばれます。蛇とその象徴的な信子というシンボルに、中国文化の奥深さと美しさを垣間見ることができます。

単一の図書館として中国最大である上海図書館・東館の環境に合わせて、すべての展示物は公共的なインタラクティブな作品として入念に設計されています。1階のアトリウムには、方形のソファーが連なった蛇形の長いソファーが配置されており、それぞれの表面はすべてカラフルで芸術的な蛇の一部となっています。読者は自由に組み合わせて異なる姿の蛇を作り出すことができます。

5階のプラットフォームには、蛇を表す「巳」の字形のLEDライトボックスが設置されており、数多くのデジタル作品が「巳」の字形に連結されたライトボックス上に流れます。一つ一つは蛇をテーマにした絵ですが、全体を見るとカラフルでクールな「蛇」に見えます。6階と7階から下を見下ろすと、壮大でダイナミックです。図書館の各階から異なる角度で展示を楽しむことができ、とても興味深い体験ができます。

「来年はAIを用います」。主催者によると、創作ツールとしてのAIが不可避なトレンドとなった今、どう適応し、より良い創作の方向性を導くかが、芸術展の新たな課題となっているとのことです。実際、干支のアート展は当初から伝統的な紙の絵だけでなく、版画・油絵・彫刻、さらにはアニメ・漫画・デジタルアート・流行ものなどの流行アートの形式も含まれており、伝統的文化に根ざした上での、ファッショナブルな表現を提唱しています。

出典:解放日報