徐家匯源

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上海市中心部の南西エリアに、百年の文化歴史を誇る建築群があります。ここで中国人の「西洋世界をまねる」理念が実践され、近代・現代の上海及び中国の科学文明発展を育成し、海派文化の発祥地でもあり、人的資源と文化史跡が集中し、商業と貿易が栄え、交通の便もよい徐家匯です。ここは上海初の開放型都会観光スポット――徐家匯源国家AAAA級観光景勝地です。

明の時代、中国の文官で、中国と西洋の文化交流を大いに促した先駆者の徐光啓は、ここで農場を作り、農業活動を行ったり、著書をしたり、説を立てたりしていました。また、ここはもともと、肇嘉浜、蒲匯塘、李漎涇の3つの水源が合流する場所でもありました。清の康熙帝時代（1644～1722年）、この地域に徐氏の子孫が群居し、徐家厙、徐家湾、徐家匯という地名が次第に形成されました。

明代末期になると、徐家匯が東方と西方の文化が融合した聖地として知られていました。徐光啓はここで西方の科学技術と文明を取り入れ、中国が世界へ進出する窓口を開き、「海納百川」（海は無数の川を受け入れるからこそ、あれだけの大きさを持っている）という上海精神の礎を築きました。

その後の数百年、後人は「西学東漸（西方の学問は東方に流伝してくる）」や「中学西伝（東方の学問は西方に流伝していく）」を始めた徐光啓やマッテオ・リッチの事業を受け継ぎ、ここで科学、技術、文化、教育、出版、慈善、宗教などの施設を次々と建設しました。

徐匯公学旧跡