2025年度 個人所得税確定申告(年度精算)手続きガイド
2026年3月1日より、2025年度の個人所得税確定申告が正式に開始されます。2月25日からは、確定申告手続きの予約が可能です。以下は、中国に居住する外国人向けの手続きガイドです。
対象者
本ガイドは、中国の税法上の「居住者」を対象としています。中国国内に住所を有している、あるいは住所がないが1納税年度内に中国国内での滞在日数が累計183日以上の外国人は、中国の税法上の居住者とみなされます。居住者は、中国国内および国外で得た所得について、中国の個人所得税法および関連規定に基づき個人所得税を納める必要があります。
確定申告期間
居住者個人が納税年度内に取得した「給与所得」「労務報酬所得」「原稿料所得」「特許権使用料所得」の4項目の総合所得について、所得を得た翌年の3月1日から6月30日までの間に「個人所得税年度自己納税申告書」および関連資料を提出し、税務機関にて個人所得税の総合所得確定申告を行う必要があります。
確定申告が免除される外国人のケース
以下の条件のいずれかに該当する外国人は、確定申告を行う必要はありません。
(一)税制上、確定申告免除の条件を満たしている場合
(二)既に源泉徴収された税額と、確定申告による納付税額が一致している場合
(三)還付条件を満たしているが、還付申請を行わない場合
※自身が確定申告を行う必要があるか不明な場合は、最寄りの税務署にてご相談ください。
手続き方法
最寄りの行政サービスセンターまたは税務署の窓口で手続きができるほか、スマートフォンアプリ「個人所得税」、または「自然人電子税務局」のウェブサイトからも手続きが可能です。
「個人所得税」アプリによる申告手順
STEP 1:アプリのダウンロード
スマートフォンのアプリストアで「個人所得税」を検索し、国家税務総局の公式アプリをダウンロードしてください。
STEP 2:登録コード(注册码)の取得
現在、外国パスポート所持者は、「窓口登録コード(大厅注册码注册)」による登録のみが可能です。そのため、パスポートを持参の上、最寄りの税務署(弁税服務大庁)へ行き、「登録コード」を取得する必要があります。
STEP 3:アプリ登録の完了
アプリのログイン画面に入り、「登録(注册)」をクリックします。「窓口登録コードによる登録(大厅注册码注册)」を選択します。案内に従って、証明書の種類、パスポート番号、氏名、国籍などの個人情報を入力します。
「次へ」をクリックし、ログインパスワードを設定し、携帯番号と連絡先住所を入力して登録を完了します。その後、アカウントとパスワードでログインしてください。
STEP 4:銀行カードの登録
確定申告後の納税(追徴)や還付の手続きを行うため、銀行カードを紐づける必要があります。
「個人センター(个人中心)」→「銀行カード(银行卡)」→「追加(添加)」の順に選択し、銀行カード情報と銀行に届け出ている携帯電話番号を入力します。
送られてきた認証コードを入力し、認証を完了させます。
STEP 5:収入・納税明細の確認
アプリのホーム画面には、「総合所得年度確定申告(综合所得年度汇算)」「収入納税明細」「納税記録」など、複数のメニューがあります。
「収入納税明細」から、2025年度に申告済みの収入明細を確認できます。
STEP 6:特別附加控除(専項附加控除)情報の確認・入力
「特別附加控除(専項附加控除)」から2025年度の控除入力状況を確認します。条件を満たしているにもかかわらず、未入力の控除項目があれば追加で入力することができます。選択可能な控除項目は、子女教育・継続教育・高額医療費・住宅ローン利息・家賃・老人扶養、3歳未満幼児の養育の計7項目です。
※注意:居住者の条件を満たす外国人は、確定申告時の税優遇措置について2つの選択肢があります。1つは上記の「特別附加控除(専項附加控除)」、もう1つは外国人向け「手当の非課税政策(住宅手当、語学研修費、子女教育費など)」です。この2つを併用することはできません。
STEP 7:申告手続き
「総合所得年度確定申告」に入り、外国人の方は前年の中国国内に居住していた日数を入力します。次に「申告地(汇算地)」を選択します。通常は勤務先の住所です。勤務先がない場合は、常住地を選択して「次へ」を押します。
「収入」および「費用・非課税所得・税前控除」の各項目を確認します。内容に問題なければ「保存」を押し、さらに「次へ」を押します。
企業年金、商業健康保険、税延型年金、個人年金など、他に控除可能な項目がある場合は「その他控除項目」で追加入力することができます。
年1回の「年度末賞与(全年一次性奖金)」の計算方式(合算か分離か)を変更したい場合は「給与所得(工资薪金)」→「賞与計算方式の選択(奖金计税方式选择)」から変更できます。
税額計算画面に入ると、前に入力した収入および控除データに基づいて、納付すべき税額、減免税額、既納付税額が表示されます。計算結果に基づき、左下に「要追徴税額(应补税额)」または「還付税額(应退税额)」が表示されます。内容を確認し、問題がなければ「次へ」を押します。
還付が発生する場合、システムは「申告成功-還付」画面に移動します。紐付けをした銀行カードを選択すれば、あとは税務機関の審査を待つだけです。
税の納付が必要な場合は、「申告成功-納税」画面に移動します。「今すぐ納税する(立即缴税)」を選択し、納付を完了させてください。
個人所得税に関するお問合せは、納税サービスホットライン「12366」まで。
出典:中国国家税務総局、南京大学『外国人居住者向け個人所得税年度精算ガイド』