7職種が加わった第48回技能五輪国際大会が映し出す技能の新たなトレンド
第48回技能五輪国際大会の競技1日目となった9月23日、各競技会場では、火花を散らす電気のこぎりの音が響き渡り、丹精込めて作られた料理の香りが漂い、美容師がモデルの髪型をスタイリッシュに仕上げるなど、各国・地域の技能労働者が腕を競っていた。今大会では、68ヶ国・地域から来た技能労働者約1300人が国家会展中心(上海)で一堂に会し、64職種で腕を競っている。
今大会から、鉄道車両技術、無人航空機システム、インテリジェントセキュリティ技術、ソフトウェアテスト、デジタル・インタラクティブ・メディア・デザイン、歯科補綴、小売販売の7職種が新たに追加され、幅広く注目を集めている。
新たに追加された職種は、世界の産業の移り変わりを反映している。新たな職種の背後には、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」やデジタル技術、インテリジェントセキュリティ、近代的なサービスといった新たな成長分野があり、急成長・急拡大する産業チェーンを繋いでいる。
新設されたソフトウェアテストの競技会場では、各参加選手がパソコンの画面に向かって、コードを書いていた。競技会場のテストエンジニア・楊驥寅さんは取材に対して、「従来のプログラマーと違い、ソフトウェアテストエンジニアは、デジタルの分野の『品質検査員』に例えられる。ECプラットフォームやソーシャルメディアサイトなどのシステムが規定にマッチしているかを検査し、潜んでいる問題をチェックする」と説明した。
中国のデジタル経済の規模は既に50兆元(1元は約23.5円)に達しており、関連する技術者の需要が非常に高まっている。統計によると、2025年、中国のデジタル経済の人材は約3000万人不足していた。ソフトウェアテストとデジタル・インタラクティブ・メディア・デザインは、ちょうどそのニーズにマッチしており、産業の第一線で活躍する職種の技能が技能五輪国際大会で競われているということになる。
無人航空機システムやインテリジェントセキュリティ、歯科補綴、小売販売などは、先端製造やセキュリティ、健康、商取引といった分野をカバーしている。「空」から「地上」に至るまで、スマート製造から暮らしに密着した分野に至るまで、新設された職種は、技能と産業が足並みを揃えて進む全体像を描き出している。
競技1日目には、ドローンがスピーディーに組み立てられ、パソコンの画面にはコードがどんどん打ち込まれ、鉄道車両が念入りに整備されるなど、若い技術者が人民網日本語版指先と頭脳を使って、「世界を変える技能」を披露した。さまざまな国の技能がぶつかり合い、先端技術が「化学変化」を起こす技能五輪国際大会は、世界の産業や職業のバロメーターとなっている。
出典:人民網日本語版