第48回技能五輪国際大会「One School One Member」60余りの選手団が上海の60余校を訪問
9月22日午前、第48回技能五輪国際大会の「One School One Member(OSOM)」プログラムが大会の62校のパートナー校でスタートしました。世界各地からの60余りの選手団が上海市内の62校を訪問し、交流を深めました。
第48回技能五輪国際大会「水技術」職種の上海トレーニング拠点である同済大学では、米国選手団の選手がVRゴーグルを装着し、技能五輪の競技内容を練習できるVR実習システムを体験しました。この実習用ソフトウェアは、水処理施設の全体環境や水処理装置一式をリアルに再現しており、施設内の各種装置を実際に操作しながら、操作の細部まで繰り返し練習し、専門技能を身につけることができます。体験後、米国のジェームズ・カヒル選手が「現実とバーチャルを組み合わせたトレーニングによって、単調だった 水処理分野の学習が、より分かりやすく、効率的になった」と感想を語りました。
水処理装置を見学する米国選手団の選手たち(写真提供・取材対象校)
楊浦区にある上海城建職業学院の楊浦キャンパスでは、ルクセンブルク選手団がプレハブ建築のスマート施工実習拠点を訪問しました。選手たちはプレハブ部材の吊り上げ・設置作業を見学したほか、レンガ積みロボット、スマート巡回検査ロボット、コンクリート・モルタル3Dプリントロボットなど、スマート建設分野の実習設備を間近で見学しました。同学院の「れんが積み」職種の技能五輪大会トレーニング拠点で育成された選手は、第43回大会に初出場しながら優秀賞を獲得し、さらに、第44回から第47回まで同職種で中国の4大会連続優勝に貢献しました。
一方、英国選手団は、宇樹科技(Unitree)などのトップ企業と連携する上海行健職業学院を訪問しました。産学連携を通じて、同校のスマートロボット専攻では、エンボディドAIの最前線を捉え、ロボットの研究開発・デバッグ・応用を担う技術人材の育成に力を入れています。
人型ロボット・犬型ロボットのパフォーマンスを楽しむ英国選手団(写真提供・取材対象校)
「AI文化クリエイティブグッズ工房」では、上海行健職業学院の教員と学生たちが、英国のキャッスルをモチーフに「祥雲」などの中国要素をあしらったAI作品を事前に制作しました。選りすぐったデザインは3Dプリンターで「玉の飾り」に仕上げられました。会場では、英国の選手たちがビーズやタッセルを組み合わせて、自分だけのオリジナルストラップを完成させました。
現在、同校は、AIリテラシーをデジタル時代に必要な基礎能力と位置づけ、全校生徒を対象に「AI教養講座」や数十の「AIGC実践科目」を設け、人材育成の全過程に取り入れています。
「物流貨物輸送」をはじめとする複数の技能五輪職種で金メダルを獲得してきた上海第二工業大学では、遥か遠くから訪れてきたオーストリア選手団のために、中国伝統文化の趣と職人の技を感じられるさまざまな文化体験が用意されました。「切り絵」体験コーナーでは、オーストリアの選手たちがボランティアの丁寧な指導を受けながら、最初は慣れない手つきだったものの、次第にコツをつかみ、縁起の良い意匠をあしらった中国の伝統的な切り絵「窓飾り」を一枚一枚完成させていきました。
「切り絵」などの中国伝統文化を体験するオーストリア選手団(撮影・秦雨豪/解放日報)
上海第二工業大学の劉艶党委副書記は、「技能五輪国際大会は、世界の若い技能エリートが技を競い合う舞台であるだけでなく、異なる文化がぶつかり合い、刺激を与え合う場でもあります。『OSOM』プログラムを通じて、競技の場で繰り広げられる技の競い合いを、競技の枠を超えた友情へとつなげ、さまざまな国・地域の若者が相互理解を深め、ともに成長することにつなげています」と述べました。
出典:解放日報