小紅書「RED LAND 2026」が閉幕 世界各地から20万人超のACGN愛好家が集結

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10月6日、中国のソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書(RED)」が主催するオープンワールド・冒険島イベント「RED LAND 2026」が上海市楊浦区の復興島で閉幕しました。島の明かりが次第に消えていく中、「冒険島」の出口にはNPC(ノンプレイヤーキャラクター)、コスプレイヤー、スタッフが列に並び、帰路につく来場者を見送りました。皆は手を振り、ハイタッチを交わしながら、「また来年会おう」と再会を約束しました。

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オープンワールド・冒険島イベント「RED LAND 2026」(写真提供:チャイナ・デイリー)

主催者によると、5日間で島を訪れた人は20万人を超え、前年の約2倍となりました。通常価格のチケットは5回に分けて販売されましたが、完売までの時間はわずか11.4秒で、購入者の82%は上海市外からの来場者でした。また、イベント終了時点で、RED LAND関連コンテンツのインターネット上での総露出数は25億回も超えました。

ACGN(アニメ、コミック、ゲーム、小説)愛好家向けに企画された大規模なオフラインIP「RED LAND」は、ゲームの世界を再現した没入型の空間と実際の都市空間を深く融合させています。来場者一人ひとりが単なる観客ではなく、物語の「主人公」としてその世界に入り込み、160を超えるIPや27人のNPCキャラクターと交流しながら、仮想と現実の境界を越えるテーマパークのような体験を楽しめます。

日中は、島内80カ所以上のブースを巡り、ミッションに挑戦したり、「セーブデータのかけら」を集めたりする来場者の姿が見られました。また、毎日午後5時に行われたフロートパレードは、5日間を通じて最も多くの来場者を集めたプログラムの一つとなりました。パレードには、『エギーパーティー(中国語表記:蛋仔派対)』『逆水寒(Sword Of Justice)』『永劫無間(NARAKA: BLADEPOINT)』など8つのIPフロートが登場するほか、一般ファン150人で構成された「主人公パレード隊」も参加し、自ら制作したフロートやお気に入りのキャラクターとともに、会場を盛り上げました。

島に登場した27人のNPCキャラクターと54人の「島民」NPCも来場者とともに夢を創り上げました。彼らも全員が小紅書コミュニティーのACGN愛好家によって演じられ、5日間にわたり島内各所で来場者に案内やストーリーの進行、サポートを提供するなど、没入型体験を支える重要な役割を担いました。

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来場者とともに夢を創り上げるNPCたち(写真提供・取材対象)

日没後は、今年初めて夜間プログラムが導入されました。「国風の夜」「交響楽の夜」「『激萌え』の夜」など、5夜連続で異なるテーマのイベントが開催されました。最終日の閉島時には、コスプレイヤー、NPC、スタッフが「ACGNへの情熱は永遠に」「いつだって、自分自身が主人公でいられる」などと書かれたプラカードを掲げ、RED LANDのフロートパレードのテーマ曲を自発的に歌いながら、帰路につく来場者に手を振り、ハイタッチを交わす姿は、イベントの最後を温かく彩りました。

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夜間の「月光ステージ」(写真提供・取材対象)

2年連続で開催された「RED LAND」は、多くのファンから「ACGN業界のディズニー」とも呼ばれています。没入型のゲーム体験や、来場者が共同で創り上げるフロート、NPCとの交流、さらにコスプレ、OC(オリジナルキャラクター)、中国風カルチャー、二次創作など、さまざまなコミュニティー文化に根差した企画が展開されました。その多くは中国語圏のオンラインコミュニティーから生まれ、若者自身の手で創り上げられ、演じられたものです。

その背景には、オンラインコミュニティーを起点とする、いわゆる「2.5次元」の若者文化の急速な広がりがあります。公式データによると、小紅書の各興味・関心カテゴリーにおいて、ACGN関連とゲーム関連の投稿数は月間規模でそれぞれ全体の1位、4位となっています。また、コスプレ関連コンテンツの閲覧数は47億回を超え、OC関連コンテンツは32億回を超えています。画面の中にいたキャラクターが現実の街に姿を現し、オンラインで知り合った仲間がオフラインで集うなど、趣味や関心が、若者の日常生活の一部になりつつあります。

若者たちが一堂に会したこのイベントは、周辺地域の消費にも直接的な好影響をもたらしました。今年、「RED LAND」は楊浦区と連携し、チケットの半券を提示した来場者が、地域内150店舗以上で最大30%割引の特典を受けられる取り組みを実施しました。ECプラットフォーム「美団」のデータによると、10月1日から6日までの楊浦区における区外からの消費額は前年同期比12.4%増となり、伸び率は上海市全体の平均の約3倍に達しました。

黄浦江に浮かぶ唯一の中州「復興島」では、造船所の船台や大型タワークレーンなど、かつての工業遺産が今も残されています。「RED LAND」は2年連続でこの島を会場に選び、錆びたタワークレーンと、約15万平方メートルに広がる「オープンワールドの冒険島」が共存する景観を生み出しました。かつて工業用地として使われていたこの場所は、今や上海の新たな若者文化のランドマークとなりつつあり、若者文化が都市再生を後押しする好例となっています。

出典:上観新聞