東方航空の今夏の旅客輸送計画、国際線・国内線の便数が2019年同期を上回る
今年も夏の旅客輸送シーズンに入り、中国民間航空市場が熱くなってきています。中国東方航空(以下、東方航空)が7月1日に発表した2024年夏期旅客定期便計画によると、夏季の旅客輸送期間(7月1日-8月31日)、東方航空は1日平均3212便の旅客定期便を運行する予定で、2019年同期を13%上回り、国際線・国内線の便数は2019年同期の102%になります。
夏の旅客輸送シーズン中、東方航空は6機の国産大型旅客機C919を含む約800機近い旅客機を1002の旅客航路に投入し、国内外の249都市をカバーします。
国内線では、東方航空は新疆ウイグル、雲南省、内モンゴル、青海省、チベットといった夏の人気目的地への路線を増便し、また、上海浦東―アルタイ、北京大興―ウルムチ、上海虹橋―敦煌、上海虹橋―フフホト、広州-大理などの路線を新規就航・増便します。
国産大型旅客機C919の世界で初のユーザーであり、初めて商業運航をしている唯一の航空会社である東方航空は、6機のC919をすべて夏の旅客輸送に投入し、上海虹橋―成都天府、上海虹橋―北京大興、上海虹橋―西安、上海虹橋―広州の各路線にて運航されます。
夏の旅客輸送計画によると、東方航空の国際線・国内線の定期便はさらに再開され、34の国と地域の75の目的地に合計179路線、週2856便が運航される予定です。
東方航空は日本、韓国、東南アジア、ヨーロッパ、オセアニアへの輸送力強化に注力し、便数を週332便増便します。それには上海浦東―フランス・マルセイユ、南京―オーストラリア・メルボルン、上海浦東―マレーシア・ペナン、北京大興―タイ・バンコクなどの新規開設の11路線、西安―ハンガリー・ブダペスト、上海浦東―日本・鹿兒島、昆明―マンダレーなどの運行再開の3路線、及び上海浦東―ロンドン・ガトウィック、上海浦東―オランダ・アムステルダム、上海浦東―オーストラリア・シドニー、上海浦東―韓国・ソウルなど増便された22路線が含まれています。
情報源:中国新聞網・上海