上海、第2回上海国際光影フェスティバルまもなく開催

(写真提供・WeChat公式アカウント「上海発布」)
第2回上海国際光影フェスティバル(ライトフェスティバル)は、9月19日から10月18日にかけて開催され、「上海をライトアップ(Light Up Shanghai)」をテーマとしています。今回のフェスティバルでは1つのメイン会場と16のサブ会場が設けられ、計177のテーマイベントが開催され、国内外の観光客や市民に没入型体験を提供します。

(写真提供・WeChat公式アカウント「上海発布」)
今回の光影フェスティバルには3つの特徴があります。
第一に、メイン会場のイベントは見どころ満載です。9月19日から28日にかけて、徐匯区西岸のメイン会場とサブ会場で同時に開幕式が行われ、プロジェクションマッピング、作品展示会、シンポジウムなど多様なイベントが開催されます。うち、西岸ドームアートセンターでは、3000平方メートルの超大型裸眼3Dドームプロジェクションマッピングが初披露され、西岸大劇院ではビルの壁面へのプロジェクションマッピングが上演されます。浜江エリアでは、世界19カ国からのライトアーティストによる218点の優秀作品が展示され、そのうち6点の受賞作品は浜江の人気地域で集中展示されます。
第二に、16のサブ会場ではそれぞれ特色あるイベントが開催されます。
徐匯区では「メイン会場とサブ会場の一体化運営」で連動したイベントを開催し、徐家匯商圏、メタバース街区、衡山路・復興路エリアなどに拡大します。
浦東新区では科学の門の「ツインタワーレーザースカイショー」、陸家嘴の「スカイラインスペクトルシンフォニーショー」を呈します。
黄浦区ではライト夜市、ペットパーク、歩道橋マーケットを連動させ、都市のナイトエコノミーを活性化させます。
虹口区ではザ・グランドホールス、上海郵政博物館などのランドマーク建築を活用し、「一江一河(黄浦江と蘇州河)」のライトの物語を語ります。
楊浦区では復興島で「無形文化遺産+サイバーパンク」の幻想的なライトショーを上演します。
普陀区では新商業エリアと歴史的建造物を融合させ、芸術・商業・生態が一体となった新たなライトアップされた体験スペースを創り上げます。
静安区では千年の歴史を持つ壁画を「歴史書」として、「洞見220窟」没入型敦煌文化体験ライトアップされた街区を打ち出します。
長寧区では「一核両軸三圏(一核:上海薈聚メイン会場、両軸:延安高架沿い・蘇州河沿い公共スペース、三圏:中山公園商圏、虹橋古北商圏、衡山路・復興路エリア)」のレイアウトで、ライトアート・都市建設・高品質な生活の魅力を表現します。
宝山区では、ドローンや花火ショー、ウォータースクリーンショーなど多様な形式で「百年吳淞——春江潮水連海平」(春江の潮水、海に連なりて平らかなり)ライトショーを開催します 。
閔行区では、七宝老街を起点とし、長さ7キロの光の「閔行区ショーベルト」が創出されます。
臨港新エリアでは、フロートパレード、中秋節特別晩会、国際芸術祭、滴水湖遊覧船などのイベントで「眠らない臨港」のライティング体験をつなぎます。
奉賢区では、モトクロス世界選手権と連動し、ライトでスポーツ精神を燃え上がらせます。
金山区では、砂浜プロジェクションマッピング、音楽噴水ライトショーで煌めく夜景を彩ります。
嘉定区では、南翔古鎮の中国風フェスとコラボし、光と影が人文と共生する美を表現します。
松江区では、広富林文化公園で「小霊光」(小さな光の妖精)ルーツ探訪の旅を開始します。
青浦区では、「五色の蛍」を導きとし、6000年の歴史ある崧澤文化「光の華章」を再現します。
第三に、「継承・革新」という二本柱をもとに取り組みを推進し、多角的な体験を向上させます。インスタレーションについては、第1回光影フェスティバルで注目された「ライト呼吸電球」アートインスタレーションが、高さ8メートルの半透明LEDスクリーンを備えた巨大インスタレーションにアップグレードされます。また、ライトショーについては、メイン会場の西岸ドームプロジェクションマッピングを360°全面的な没入型プロジェクションに進化させます。西岸大劇院のビル壁面へのプロジェクションマッピングでは、裸眼3D没入型ライトショーを創り上げます。インタラクティブ体験については、今回の光影フェスティバルで世界中から20組以上の作品の中から9組のインタラクティブな光と影のアートインスタレーションを選抜し、リアルタイムのインタラクション体験を重ねることで、観客により衝撃的で忘れられない光と影の旅を提供します。
出典:WeChat公式アカウント「上海発布」