「チャイナフェスティバル2025」が東京で開催——上海発ゲーム『原神』のシーンを再現
9月6日から7日まで、「チャイナフェスティバル2025」が東京・代々木公園で開催され、多くの在日中国人・華僑や日本の市民が訪れました。同フェスでは歌や舞踊などの文化公演に加え、本場の中国グルメや特色ある民俗体験を楽しめるほか、中国の先端テクノロジー成果も展示されました。在日本中国大使館は今年も会場に「一日領事部」を設置し、領事相談や証明書発行などのサービスを提供しました。
9月6日の開幕式には、「チャイナフェス」実行委員長の呉江浩在日本大使をはじめ、生稲晃子外務大臣政務官、山口那津男公明党常任顧問、海江田万里元衆院副議長、野田毅日中協会会長、宇都宮德一郎日中友好協会会長、宮本雄二元在中国大使、青柳陽一郎衆議院議員、王家馴在日中国企業協会会長、陳隆進日本華僑華人聯合総会会長らが出席して挨拶を行いました。さらに、福田康夫元首相もビデオメッセージを寄せました。
呉大使は「中日友好団体と在日華僑華人、大使館の協力により、今年の出展ブース数は160と過去最大規模となりました。そして、中国の都市発展、先端テクノロジー、トレンド文化、文芸公演、特色あるグルメを間近で体験できる場を作り上げました」と述べました。
さらに呉大使は「中国は平和発展の道を歩み、各国の人民と手を携えて人類運命共同体を築いていきます。中日両国の指導者が達成した重要な合意に基づき、歴史を教訓とし、未来を見据える精神を持ち、新時代にふさわしい建設的で安定した関係を構築していきたい」と語りました。
福田康夫元首相は「中国の進歩は極めて速く、私たちの認識が追いついていません。日本の若者は今の中国を知る必要があります。若者同士の相互理解が深まることを期待しています」と述べました。
その他の出席者たちも、チャイナフェスの開催を祝福し、この催しを通じて両国の友好交流と相互理解が進み、両国関係が健全かつ安定的に発展することに期待を寄せました。
今回の「チャイナフェス」では、上海市、浙江省、深圳市の3つの省・市が特設ゾーンを設けました。多彩な文化展示とテクノロジー体験を通じて、日本の人々に中国の地方文化や活気ある経済発展を紹介しました。中でも上海は「大好き上海!」をテーマに、3つの展示と10回以上の交流イベントを実施しました。美しい風景や美食、アニメ・ゲーム、無形文化財のクリエイティブ商品、さらにAIやVRなど先端テクノロジーの製品も披露されました。特に上海発のゲーム『原神』のシーン再現は、多くの来場者の注目を集めました。
上海市ゾーンの様子(動画提供・魔都眼)
「チャイナフェス」は、中日文化交流の催しとして、2017年から毎年東京で開催されており、多くの観客を惹きつけ、両国の民間交流を促進する上で重要な役割を果たしています。
出典:上観新聞、魔都眼(シャンハイ・アイ)