「春の装い」も新たに 豫園で仲春花朝節が開幕

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-04-07

春爛漫の上海で、豫園も「春の装い」を整えました。これから5月5日まで、豫園では毎年恒例の「仲春花朝節」が開催され、園内の中央広場、九曲橋、黄金広場は春色に染まり、光と影で春の花景色を再現します。

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5月5日まで、豫園では毎年恒例の「仲春花朝節」が開催されます。(写真・豫園)

豫園の「仲春花朝節」を皮切りに、光と影のショーと伝統的文化の演出が融合し、正式にアップグレードされました。「花朝節」の期間中、5つの伝統的音楽に伴う光と影のショーが中央広場、九曲橋、黄金広場の中心的な建築物を背景にダイナミックな投光照明による演出で春の美しい情景を描き出します。

美しくライトアップされた豫園の建築物は、伝統的文化と現代技術を融合させ、投光照明ショー、中国の伝統的パフォーマンス、花神のパレード、九曲煙波など、多様な形式で人と風景が調和する東洋の美的情景を作り上げ、科学技術の力で豫園の独特な文化的コンテンツを表しています。特筆すべきは、この投光照明ショーで用いられているオリジナル音楽は、フランスの音楽家チームが豫園のために制作したもので、西洋と中国、古代と現代を融合させており、耳から「国際的」な感覚を味わえます。

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美しくライトアップされた豫園(写真・豫園)

庭園の投光照明の色彩は、中国の伝統的な色合いを元に、花の柔らかさを表す「桃夭色」、春の生命力を象徴する「春辰色」、春の穏やかな風を表す「滄浪色」を主体に、「松花色」「黄栗留色」「天縹色」などの色が加えられています。アップグレードされた最新の投光技術を駆使し、建物自体が呼吸する媒体となり、光、音楽、影によって、色彩豊かな春の花の光景を描いています。

今回アップグレードされた豫園では、中国の伝統的なパフォーマンスや花神のパレードなど、若者の嗜好に合った文化的な楽しみを作るよう工夫が凝らされています。

中央広場の新たな中国風舞踊『簪花仕女』は、唐代の名画『簪花仕女図』を再現しています。九曲橋の前で繰り広げられる中国風舞踊『飛花翎羽』は、九曲橋のレーザーと霧の森が融合する背景の下で春の色彩を取り入れ、古風で雅な桃夭と蘭の香りを表現しています。黄金広場の二人組の民族音楽バンド「花間笙簫」は、古の音楽を現代のメロディで演奏します。

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様々な姿で女性の力を解釈する6人の花神(写真・豫園)

6人の花神も千年の時を越えてこのたびの花朝節にやってきます。彼女たちは、温和で静か、勇ましく颯爽、優雅で華やかといった、東洋の女性の多彩な美を余すところなく表現しています。文学や芸術に秀でた才女から、戦場で英雄となった女性まで、様々な姿で女性の力を解釈します。

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特別展「無形文化遺産の中の『彼女』と出会う:AIが力を与えた無形文化遺産芸術」(写真・豫園)

また、今日から5月18日まで、豫園の華宝楼では特別展「無形文化遺産の中の『彼女』と出会う:AIが力を与えた無形文化遺産芸術」が開催されます。この特別展は、無形文化遺産における「彼女」に焦点を当て、AIが無形文化遺産の保護と革新においてどのようなブレイクスルーを果たすかを示し、新時代におけるAIを通じた無形文化遺産の新たな魅力を展示します。

出典:WeChat公式アカウント「楽游上海」