中国の口岸ビザ(出入国検査場における外国人へ発給するビザ)に関するよくある質問

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上海市の外商投資ビジネス環境を最適化するため、上海市商務委員会は最近外資系企業が注目している問題をまとめ、「よくある質問(FAQ)」コラムを開設しました。外資系企業は政策情報をより明確に理解し、より効果的に活用できるようにすることが目的です。以下は、中国の出入国検査場における外国人へ発給するビザ(口岸ビザ)に関するよくある質問を回答します。

 

質問1:中国の口岸ビザは、「到着ビザ」と呼ばれるものですか? どの出入国検場で口岸ビザを申請できますか?

回答: 中国の口岸ビザは、一部の国における「到着ビザ」に似ており、ビザを申請するための「方法」或いは「アプローチ」の一つで、「ビジネスビザ」や「観光ビザ」のようなビザの種類ではありません。口岸ビザであっても「到着ビザ」であっても、各国はそれぞれの法律に従って、一定の申請条件と手順を設定しています。中国の関連法規によれば、緊急入国の必要があり、海外の中国大使館や領事館で中国へのビザ取得が間に合わない一般旅券を所持する外国人は、中国に入国するための口岸ビザを申請できます。外国人が口岸ビザを申請する場合、本人または招待機関が事前に出入国検査場にあるビザ発給機関に申請する或いは出入国検査場に到着後、出入国検査場のビザ発給機関に申請することができます。

申請者がスムーズにビザを取得し、到着後に法律に定められたビザ発給拒否や入国不許可状況により入国が承認されず、旅に影響を及ぼし、経済的時間的無駄を生じることを防ぐため、入国予定地の出入国検査場のビザ機関に事前申告し、当局による予備審査を通した後、到着して申請することを勧めます。

外国人観光グループが口岸ビザを申請する場合、旅行手配を担当する国内旅行会社は事前に出入国検査場のビザ発給機関に申請する必要があります。

中国はこれまで、国際航路が多く、入国外国人が多い出入国検査場で口岸ビザサービスを開始しており、全国72都市の対外開放されている99出入国検査場をカバーしています。(主な出入国検査場ビザ発給機関の情報は、国家移民管理局の公式ウェブサイトでご覧いただけます)

質問2:どのような「緊急に中国に来る必要がある」場合に、口岸ビザを申請できますか?

回答:普通旅券を所持する外国人で、ビジネス協力、訪問交流、投資起業、親戚訪問や私用のため、あるいは葬儀や重症患者の見舞いなどの人道的理由で緊急に中国に来る必要があり、海外の中国大使館または領事館でビザ取得が間に合わない場合、口岸ビザを申請できます。

質問3:中国の口岸ビザを申請するにはどのような書類が必要ですか?

回答:外国人が出入国検査場のビザ発給機関に口岸ビザを申請する場合、有効なパスポートまたはその他の国際渡航書類および中国への緊急渡航理由を証明する関連資料を提出する必要があります。承認を得た後、申請した出入国検査場に入国することができます。例えば、緊急のビジネス活動を行うために入国する場合、招待機関が作成するビジネスの目的、緊急事態、主な旅程を記載する招待状および、緊急事態を証明する書類を提出しなければなりません。詳細については、入国予定地のビザ発給機関にお問い合わせください。

質問4:在中国外国人は、最寄りの場所でビザの延長、変更、再発行を申請できるビザの種類は何ですか?

回答:ビジネス協力、訪問交流、投資起業、親族訪問、観光及び私用などの非外交的、非公務的活動に従事するために短期間中国に来る外国人は、合法的かつ合理的な理由で中国に引き続き滞在する場合は、滞在先の最寄り公安局の出入国管理機関で商務(M)ビザ、訪問(F)ビザ、短期私的事由(S2)ビザ、親族訪問(Q2)ビザの延長、変更、再発行および観光(L)ビザの延長と再発行を申請することができます。

質問5: グループ旅行口岸ビザはどのように申請すればよいですか?

回答:2人及びそれ以上の外国人観光グループが口岸ビザを申請するには、企画と旅行手配を担当する国内旅行会社が、招待状、人員リスト、旅行計画、他の補助資料を事前に出入国検査場のビザ発給機関に提出する必要があります。観光グループは対外開放しているすべての出入境検査場から出入国することができます。

情報源:ウィチャット公式アカウント「上海商務」