中国初の「目的地なしクルーズ」が出航

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6月6日、「アドラ・マジック・シティ(愛達・魔都号)」が上海呉淞口国際クルーズターミナルを出航し、中国初の目的地なしクルーズを開始しました。2泊3日の週末クルーズはビザ不要で、寄港地はありません。クルーズ船は海上のリゾート地へと変貌し、エンターテインメント、グルメ、スポーツなどが揃い、気楽で心地よい「ミニ・バケーション」を満喫できます。

中国初の国産大型クルーズ船として、「アドラ・マジック・シティ」は、グルメ、エンターテインメント、ショッピングなど多様な機能を備えた「海上の小さな街」そのものです。今回の目的地なしクルーズでは、エンターテインメント、パーティー、ほろ酔い気分、スポーツ、グルメという5つのテーマを中心に、昼夜を問わず楽しめる没入型のカーニバルを繰り広げます。

昼間にはポップスコンサート、トークショー、マジックショー、大型テーマショーなどが次々と開催されます。夜には世界で活躍するDJ、ライブバンド、プロのダンサーたちが会場を盛り上げます。船内の各所にある個性豊かなバーも一斉にオープンし、「アジアのベスト50バー」に選ばれたバーテンダーによるバーテンディングショーも披露されます。海上バスケットボール大会、チームチャレンジ、高所ロープコース、スリル満点のウォータースライダーがすべてオープンします。24時間営業のグルメコーナーでは、世界各国の料理が楽しめるビュッフェ、夜の豪華な西洋料理、深夜のシーフード屋台、バーベキューの夜食などが提供されます。

中国初の「目的地なしクルーズ」が順調に出航できた背景に、先行的な政策支援があります。

今年3月1日に正式に施行された「上海市クルーズ経済発展促進に関する若干の規定」では、「目的地なしクルーズ航路の試験的導入」が重点方向として明確に位置づけられました。これにより、制度面からこうした革新的な商品の障壁を取り除き、寄港地なしの純粋なクルーズ旅行を実現しました。

上海は中国のクルーズ経済を牽引する都市として、極めて顕著な強みを有しています。市内では、アジア最大、世界4位の規模を誇る呉淞口国際クルーズターミナルは通関手続きが効率的で、寄港能力も高いです。また、クルーズ船の製造、運航、サービスという全産業チェーンの循環を実現した国内唯一の都市として、上海では2隻の国産大型クルーズ船が建造されました。2006年から2025年にかけて、上海が受け入れたクルーズ客は延べ1800万人を超え、全国の6割以上を占め、市場の成熟度と消費力は常にトップクラスを維持しています。

クルーズ船の寄港時間帯に合わせて、宝山区では河川沿い観光、文化体験、無形文化遺産・グルメ、人気スポット巡りなどをテーマにした約30種類の陸上観光ツアーを開発しました。例えば、シニア経済に注力する「東犁退職者クラブ」と提携し、花火大会や日の出鑑賞を含む2日間のツアーを発売したところ、発売開始後すぐに完売しました。

宝山浜江地区では、陸上観光施設の整備がさらに進められています。宝山区は現在、「クルーズ船+」という多角的な融合発展モデルを継続的に深化させ、観光客が憧れ、市場から認められ、地元住民と観光客の双方が楽しめるクルーズ観光地を創出するよう努力しています。

出典:「上海発布」WeChat公式アカウント