上海市観光ビッグデータによると、国慶節・中秋節連休期間中、上海市は延べ2548万5千人の観光客を受け入れ、前年同期比19.74％の増加を記録しました。市内のホテル・旅館の平均客室稼働率は63.70％で、前年同期比3.9ポイント上昇しました。各大手観光プラットフォームの総合データによれば、上海は今回の大型連休において国内旅行で最も人気の高い都市の1つであり、外国人観光客にとっても最も人気のある目的地で、「必食ランキング」でも全国第1位となりました。

「遊びがいがある」第1位：数多くの文化・観光・商業・スポーツ・展示イベント

国慶節・中秋節連休中、大型都市は「飲・食・遊・旅・買・娯」という総合的なサービス力を武器に、多くの観光客を惹きつけました。この期間中、第36回上海観光フェスティバル、第2回上海国際光影（ライト）フェスティバル、第12回復興芸術祭、長灘芸術祭などの大型イベントが相次いで開催され、祭り・公演・スポーツ大会・商業イベントが目白押しで、上海はまさに連休旅行の人気都市となりました。

上海観光フェスティバルのパレード（写真・WeChat公式アカウント「上海発布」）

旅行プラットフォーム「フリギー（Fliggy）」が発表した「2025国慶節・中秋節連休旅行速報」によれば、連休中の旅行客の消費単価は前年同期より14.6％増え、「95後」（1995年以降生まれ）の予約比率が最も高く、国内旅行の人気都市トップ3は上海、北京、杭州でした。

また、「美団」「大衆点評」のデータによると、連休期間中の、上海の「必遊ランキング」の検索数は全国第1位となり、連休前より100％以上増加しました。特に上海の西岸夢センター、前灘太古里、蟠龍新天地、ポップマート・シティパークなどが、全国「必遊ランキング」上位10カ所に入りました。

「食べがいがある」第1位：世界のグルメが集結

各地の多彩なグルメも上海の大きな魅力です。連休中、上海では前灘国際美食祭、第3回松江コーヒーゴールデンウィーク、第11回東湖美食祭などが開催され、国内外の観光客に「国際的で、生活感があり、上海らしい」食文化の饗宴を提供しました。

第3回松江コーヒーゴールデンウィーク（写真・WeChat公式アカウント「上海発布」）

「美団」「大衆点評」によると、国慶節・中秋節連休中の「必食ランキング」人気都市トップ10は、上海・北京・広州・成都・杭州・蘇州・天津・南京・深圳・武漢でした。

その中でも上海は「必食ランキング」全国第1位を獲得し、観光客数は連休前比で約160％増となりました。ランキングに入った庶民的な店舗の注文数は約50％増、老舗の注文数は約60%増となりました。

また、連休中、上海ではサービス・小売・レジャー・エンターテイメントの消費が急増し、美団のデータでは、休暇中のレジャー・娯楽サービス関連消費の注文数・取引額はいずれも全国第1位でした。

「魅力がある」第1位：国内外からの来訪者を受け入れる包容力

連休中、上海の主要な博物館・美術館・劇場は「文化的磁場」となり、質の高い展覧会や没入型公演によって「観る・楽しむ・参加する」文化観光体験を提供し、上海が包容力ある都市であることを示しました。

「ギリシャ人——アガメムノンからアレクサンドロスまで」展覧会会場（写真・WeChat公式アカウント「上海発布」）

「美団旅行」によると、国慶節・中秋節連休中、上海は全国の文化観光消費目的地のトップ10に入り、航空券・鉄道切符の注文件数は前年同期比45％増、5つ星ホテルの宿泊予約件数は40％以上増加しました。上海を訪れた観光客の出発地上位10都市は、北京・蘇州・杭州・南京・深圳・寧波・武漢・広州・成都・無錫の順でした。

さらにスポーツイベントも今回の連休に彩りを添えました。「2025上海ロレックス・マスターズ」「上海国際馬文化週間」「2025上海ボートレースオープン」「2025世界F1H2Oモーターボート選手権」などのハイエンドな大会が開催され、「観戦＋体験＋観光」という新たな消費チェーンのモデルを形成しました。

文化とスポーツが相まったこれらのイベントは、国内外から多くの観光客を引き寄せました。「去哪儿（Qunar）」によると、連休中、外国のパスポートで国内航空券を予約した件数は前年同期比33％増、目的地はおよそ100都市に及びました。外国人観光客に最も人気のある国内都市トップ10は、上海・北京・広州・成都・深圳・杭州・厦門・青島・海口・瀋陽の順でした。

出典：WeChat公式アカウント「上海発布」、上海市文化観光局、解放日報、各種オンライン観光プラットフォーム