宮崎駿監督の『もののけ姫』が5月のゴールデンウィークに中国本土で公開

japanese.shanghai.gov.cn

4月23日、宮崎駿監督の『もののけ姫』が、中国本土で5月1日に公開されることが正式発表され、公開決定ポスターと予告編も披露されました。今回中国本土で上映される『もののけ姫』は、4Kリマスター版であり、スタジオジブリ設立40周年を記念する特別上映となります。また、1997年の日本公開以来、28年ぶりに初めて中国本土のスクリーンに登場することになります。

『もののけ姫』は、宮崎駿監督の最高傑作とも称され、彼の作品群の中でも極めて重要な位置を占めています。1997年に日本で公開されるや大ヒットを収め、興行収入は193億円に達し、当時の日本映画史上の興行収入記録を更新し、現在でも日本映画史上の興行収入ランキングトップ10に名を連ねています。作品のIMDbでの評価は8.3と高く、中国のレビューサイト「豆瓣」では100万人以上のファンによって8.9という高得点が付けられています。

『もののけ姫』はまた、「日本のオスカー」とも言われる日本映画アカデミー賞で、最優秀作品賞を受賞した初のアニメ作品です。

『もののけ姫』公開決定ポスター(画像・映画配給元)

多くのファンにとって、本作のヒロイン「サン」は、宮崎駿作品の中で最もクールで生命力にあふれたヒロインとされています。映画の中で、サンは、数々の困難に立ち向かい、古里を守るためにすべてを懸けて戦います。彼女は野性味あふれる勇敢さと、鋭い個性を持つだけでなく、大自然の守護者であり、従来のプリンセスのイメージを覆す存在でもあります。また、宮崎駿の長年のパートナーである久石譲が本作の音楽を担当し、大自然の生命力を豊かに表現しています。

灯塔プロ版の上映カレンダーによると、4月23日現在、『もののけ姫』4Kリマスター版の公開が5月1日に決定したことで、2025年のゴールデンウィークには計13本の映画が上映される予定となっており、昨年より4本多くなっています。

出典:上観新聞、解放日報