2025年の文化観光消費ブームの第一波が始まる、「新年初観光」に上海に来る国内外の観光客

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大晦日の夜、上海の徐匯区の龍華地区は賑やかな雰囲気に包まれていました。1989年から続いている上海の有名なブランドIP「上海新年初観光」がここで幕開けし、ドイツ、日本、スロバキア、インドネシアなどからの外国人観光客や、チャーター便で上海に来た遼寧省、吉林省、山西省、内モンゴル自治区、広東省などの中国国内の観光客がここに集まりました。お寺の鐘突き、龍舞や獅子舞を楽しみ、年越しの麺を味わい、新しい一年に大いなる祝福をしていました。

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龍華広場で「上海新年初観光」イベントを楽しんでいる観光客たち(撮影・孟雨涵/解放日報)

この二日間で、上海の各地区で「上海新年初観光」イベントが数多く催され、2025年の文化観光消費ブームの第一波が始まりました。

スロバキアの観光客カテリーナさんは2024年の最後の日に、ボーイフレンドと初めての中国旅行で上海に到着しました。龍華塔の影空間で、カテリーナさんは中国の拓印技術を体験し、赤い紙に錦鯉を抱く福娃を拓印し、嬉しそうに自分の作品と一緒に写真を撮り、それを家に持ち帰ろうとしていました。今回の訪中では、カテリーナさんとボーイフレンドは中国のビザ免除政策を利用し、とても利便だと感じたようです。上海での旅を終えた後、彼らは北京へも観光に行く予定です。

華東理工大学の留学生ローラさんはドイツ出身です。彼女は「中国に留学することを選んだのは、幼い頃に中国に住んでいたことがあり、中国文化が好きだったからで、自分の中国語もさらに上達させたいからです」と述べました。龍華広場の新年を迎える賑やかな雰囲気に、彼女は、「中国の春節がとても盛大なのは知っていましたが、元日もこんなに賑やかだとは思いませんでした」と感嘆していました。

大晦日の夜、上海文化観光の「団体文化観光プロジェクト研究開発プロモーション」の成果が同時に発表され、上海の20のセレクト観光ルート、100の観光テーマ商品、100の重点文化観光プロジェクトが紹介されました。そして、国内外の観光客に一緒に上海を体験し、上海の素晴らしい芸術、美しい風景、美味しいものを味わうように呼びかけました。

黄浦区、浦東区、普陀区、宝山区などでは「上海新年初観光」IPに参加する様々な素晴らしいイベントが企画されました。上海博物館の「古代エジプト文明展・新年を迎える奇妙な夜」が人気を集めています。2025年の元日には豫園で、国家レベルの無形文化財である灯籠祭りが予定通り開催されました。そして、東方明珠の元日の「高みに登る祈願走」が浦江の畔で行われました。また、リニューアルされた宝山濱江では「2025一緒に」年越しイベントが開催され、市民や観光客のための新年コンサートで、耳と心に心地よいオーディオビジュアルの宴を提供しました。普陀の「上海新年初観光」イベントは、市民と観光客に「蘇州河十二国色」をテーマにした新しい遊び方をもたらし、映画やドラマに沿って普陀を探訪してもらいました。

出典:解放日報、上海市徐匯区オフィシャル