上海初 大規模な輸入書籍の集中展示

japanese.shanghai.gov.cn

「国際アートブック特別展示エリア」が上海ブックフェアに初登場し、上海で輸入アートブックが大規模に展示されるのは今回が初めてです。展示エリアの総面積は約200平方メートルで、書籍展示エリア、文化クリエーティブグッズ展示エリア、イベントエリアに分かれており、8月14日から8月20日までの日中、読者に無料で公開されます。

「国際アートブック特別展示エリア」は、2023年に上海自由貿易区で開催された「第1回上海国際アートブックフェア」の成功を踏まえ、自由貿易区の文化波及効果を最大限に発揮するために設置されました。アートブックフェアの成果を展示し、アートブックの価値と社会的影響力を高める重要なプラットフォームです。

展示エリアでは、「美」に関する書籍1060冊(約半数が輸入書籍)に触れることができます。その中で、「第1回上海国際アートブックフェア」に出品された輸入アートブックは最も目を引いており、人気の美学教育、アートカタログ、アートアカデミック、その他のアートサブカテゴリーに焦点を当てています。

イギリスの老舗美術書出版社テムズ・アンド・ハドソン社から約1年前に出版されたばかりの「チャイナ・ドレス・イン・ディテール」など、海外の博物館や美術館の貴重で精緻なカタログも100点以上展示されています。「チャイナ・ドレス・イン・ディテール」には、ロンドンのV&A博物館が収集した100点近くの中国の衣服が含まれ、芸術鑑賞価値と文化研究価値が非常に高いです。

上观新闻.jpg

(写真・上観新聞)

展示エリアにはアートブックのほか、ファッションデザインの巨匠マルタン・マルジェラの名作やブランドの歴史、デザインコンセプトを網羅的に整理したオリジナルアルバムなど、ファッションデザインや建築デザインに関する輸入書籍も多数展示されます。

文化クリエーティブグッズ展示エリアには、60を超える「国潮(中国風トレンド)」文化クリエーティブグッズが展示されています。これらの製品は、上海自由貿易区国際文化投資開発有限公司の文化クリエイティブ知財開発チームが国内の有名な文化機関および博物館機関と協力して作成したもので、実用的な日用品と中国の優れた文化を巧みに組み合わせました。隣接する輸入アートブックとの完璧に補完し合い、「インターナショナルスタイル」と「ナショナルスタイル」の「対話」が生まれました。

また、「国際アートブック特別展示エリア」では、著名な専門家による講演会や新刊発売など、約20のイベントも開催されます。

情報源:上観新聞