上海、商業施設における手荷物預かりのガイドラインとサービス規範を発表
このほど、上海市商務委員会の指導のもとで、上海市商業連合会が制定した『上海市商業施設における手荷物預かりのガイドラインとサービス規範(試行)』(以下『規範』と略称する)が発表されました。
初の「上海の夏」国際消費シーズンが正式に開始されるにあたり、『規範』は国内外の訪問者により便利で、より効率的で、より安全な手荷物預かりサービスを提供することを目的としています。また、『規範』は手荷物預かりサービスの標準化、専門化、チェーン化、プラットフォーム化への発展を奨励し、支援します。『規範』は上海の主要商業圏、商店街などの区域内と周辺、および主要な文化・観光場所、スポーツ競技場、交通拠点などの周辺の商業拠点で提供される手荷物預かりサービスに適用されます。現在、上海市内の商業施設における手荷物預かりサービスを提供できる場所は395か所であり、7月末には500か所に達する見込みです。
『規範』は、訪問者の数とニーズを把握した上で、ニーズに応じて手荷物預かりサービスの拠点の到達距離、拠点の密度、および預かり容量を合理的に設定します。南京東路商業圏、淮海中路商業圏、豫園商業圏、南京西路商業圏、陸家嘴商業圏、徐家匯商業圏、北外灘商業圏、虹橋国際中央商務区商業圏など8つの国際級消費集積区内にある重点商業施設で、手荷物預かりサービスのフルカバーを目指しています。
『規範』では、手荷物預かりサービスの標識を掲示する際には、中国語の「行李寄存」と英語の「Left Luggage」というバイリンガル表現を併用する必要があるとしています。
また、場所の特性に応じて適切な手荷物預かりサービスの形態を選択することが求められます。手荷物預かりサービス拠点を設置する場所では、宣伝と案内の強化が必要です。
さらに、『規範』では預け入れの禁止品、料金の設定や支払い方法、サービスの利用可能時間や預けられる期間、利用する際の具体的なプロセスや流れ、注意事項、緊急の対応方法、スマートロッカーの詳細なサイズなどの情報を明確に告知し、目立つ場所に掲示することが求められています。
情報源:WeChat公式アカウント「上海発布」、上観新聞(Shanghai Observer)