クルーズ船ブルー・ドリーム・メロディ 上海を母港とする初航海を開始
約2億元をかけて81日間の改修工事を行った中国企業が運営するクルーズ船ブルー・ドリーム・メロディ(藍夢之歌)が6月6日から、北外灘上海港国際クルーズターミナル発の上海と福岡の間を往復する4泊5日の初航海を開始しました。ブルー・ドリーム・メロディは、アドラ・マジックシティー(愛達・魔都)、MSCベリッシマ、スペクトラム・オブ・ザ・シーズ、チャイナマーチャンツエデン(招商伊敦)などに続き、上海を母港とするクルーズ船となりました。
クルーズ船ブルー・ドリーム・メロディ(藍夢之歌)クルーズ船内のレストラン(写真・孟雨涵/Shanghai Observer)
ブルー・ドリーム・メロディは総トン数が4万2,000トン、乗客定員が1580人で、昨年5月にブルー・ドリーム・メロディの名で上海母港航路を開設し、上海を母港とする国際クルーズ航路を再開した最初のクルーズ船となりました。約3か月の改造を経て、新しいブルー・ドリーム・メロディは中国初の「海上ハッピータウン」をテーマとして、7日から33泊までの中長距離路線を多数開設し、多くの上海を母港とするクルーズ船と共に周辺国への航路を運航します。
ブルー・ドリーム・メロディの閲覧エリア(写真・孟雨涵/Shanghai Observer)
ブルー・ドリーム・メロディは、多様かつ魅力的な目的地への革新的なルートの開発に取り組んでいます。最初の航海は福岡に到着し、現地ツアーを行った後上海に戻ります。その後の航海ではさまざまなテーマルートが用意されています。特に目を引くのは、今年11月26日に出航する「壮大な西洋下り~ブルー・ドリーム・メロディ アジアを巡る33泊の旅~」です。この航路は10の国と地域を経由し、15の港に寄港し、明代の航海者・鄭和の西洋への壮大な航海を再現します。
上海の旅を楽しむクロアチアの「チェロの女王」アナ・ルツネル(Ana Rucner)さんはブルー・ドリーム・メロディで演奏する予定(写真・孟雨涵/Shanghai Observer)
上海母港の国際クルーズ船運行が再開されてから1周年となる今年5月26日の時点で、上海は220隻以上の国際クルーズ船と延べ約70万人の出入国乗客を受け入れました。今年以来、上海を出入りするクルーズ船は延べ130隻を超え、前年同期比60%近く増加しました。
情報源: Shanghai Observer