上海の文化観光市場 文化と革新的発展に焦点を当て、力強く回復
5月8日、上海市文化・観光局金雷副局長(右)はテレビ番組で上海市の文化観光市場について話しました。(写真・楽遊上海)
この間の「メーデー」の5連休に、上海は1624万人の観光客を迎え、前年同期比3.77%増となりました。今年のインバウンド観光市場も強い成長の勢いを示し、第1四半期に受け入れた観光客数は127万人に達し、前年同期比2.5倍増加しました。
今年以来、上海の文化観光市場は力強く回復しており、需要と供給の両方が活況であり、多くの注目点が見られます。上海市文化・観光局金雷副局長は、現在の市場から見れば、市民や観光客は文化観光について、製品の品質、伝統文化、多様な体験にもっと関心を持っていると述べました。
上海は文化建設の高地で、市内に164の博物館と100の美術館があり、中国で最も多くの博物館と美術館を誇っています。金雷副局長は次の3つの見逃せない展覧会を薦めました。
1つ目は上海博物館東館で開催中の「星耀中国 三星堆金沙古蜀文明展」、2つ目は中華芸術宮で開催中の「中国式風景 林風眠と呉冠中芸術展」、3つ目は今年の7月に上海博物館で開催する「ピラミッドの頂上 古代エジプト文明展」です。
上海の観光プロジェクトへの投資は、新しいランドマークの創設とインバウンド観光の促進、都市の発展を後押しする上で重要な役割を果たしてきました。
昨年末までに、上海の125件の主要な観光投資・建設プロジェクトは追跡分析対象となっており、投資総額は4200億元を超えました。今年、上海では多くの重要な文化的ランドマークや観光プロジェクトが一般公開となる予定です。1つ目は「耀雪・スノーワールド」プロジェクトです。世界最大の屋内スキーエンターテイメント場であり、ワンストップの「世界トップクラスの都市型氷雪リゾート」を構築します。2つ目は、万博文化公園プロジェクトです。温室ガーデン、世界フラワーアートガーデンと双子山プロジェクトがあり、市民や観光客に都市の自然体験をもたらすでしょう。3つ目は、長灘音楽庁プロジェクトです。世界クラスの音楽祭典を開催でき、上海北部の文化的ランドマークとなるでしょう。さらに、レゴランドリゾートプロジェクトと臨港幻雲東方プロジェクトも来年オープンする予定です。
長灘音楽庁(写真・宝山文化・観光)
インバウンド観光は常に上海の優位性と強みです。インバウンド観光の回復をさらに加速するため、市全体は統合的な計画を策定し、各機関を連携させ、外国銀行カード決済の円滑化、身分証明の使用の利便化、言語サービスの国際化などをしっかりと推進し、都市の利便性をさらに向上させます。
上海は、市民の文化資源へのアクセスを改善し、子供の文化教育を強化し、市民に多様な文化体験を提供することに力を入れ、世界トップの観光地および文化交流とイノベーションの中心地となることを目指しています。
情報源:楽遊上海、東方網、上海証券報