メーデーの連休と「5・5ショッピング・フェスティバル」の期間における上海のオンライン・オフラインの消費が530億元超える

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メーデーの連休と「5・5ショッピング・フェスティバル」の期間中、上海の消費力が持続的に高まりました。消費市場ビッグデータラボ(上海)のモニタリングデータによると、2024年のメーデー期間中(4月30日~5月4日)、上海のオンラインとオフラインの消費金額は合計で530.3億元に達しました。そのうち、オンライン消費は235.4億元で、2023年同期比8.3%の増加となりました。モニタリングされた35ヶ所の商圏における店舗への来店客数は延べ2569万人で、2023年同期比5.4%増となり、そのうち、海外からの観光客数は延べ10万人を超え、2023年同期比で62.2%増加しました。

中国銀聯のビジネスビッグデータのモニタリングデータによると、メーデー連休の期間中、上海市全体のオフラインでの消費額は308.1億元でした。そのうち、外来者による消費額は149.0億元で、上海市のオフライン消費の半分近くを占め、2023年同期比で0.7%増加しました。また、消費者数は延べ1448.6万人で、前年同期比9.1%増となりました。

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上海南京路歩行者天国商圏

ビジネス・観光・文化・スポーツ・展示会の連携で多い客数が高い売上につながる

上海観光ビッグデータのモニタリングによると、メーデーの連休の期間中、上海市の観光客数は前年同期比で3.77%増の延べ1623万9400人となりました。そして、上海市の主要な観光名所(観光スポット)への観光客数は前年同期比15%増の延べ732万人、一般公開された147の博物館と64の美術館への観光客数はそれぞれ前年同期比38.4%増の延べ82万5700人と、前年同期比48.7%増の延べ25万1900人となりました。また、上海市内にある各種公演施設では、合計820のパフォーマンスが行われ、延べ78万人が来場しました。

連休期間中、上海の各地区はそれぞれの特性を生かし、各商圏・業界団体・電子商取引プラットフォーム・商業団体などと共に各種展示会、芸術祭、カーニバルなどを開催し、一連のテーマ別マーケティング活動を展開し、ビジネス・観光・文化・スポーツ・展示会を融合させた消費シーンを創出しました。連休前にリリースされた「上海市消費促進キャンペーンプロモーションプラットフォーム」アプリは、上海市のエキサイティングなイベントをまとめて紹介し、毎日200近くのイベントを打ち出し、市民や観光客のショッピングニーズに応えています。

高い人気は高い購買力に効果的に転換されています。上海市商務委員会によると、200の小売・飲食企業のサンプリングデータを調査した結果、連休期間中で上海長寧龍之夢ショッピングセンター、虹橋天地、静安大悦城などのサンプルの売上高の成長率は10%を超えたとのことです。

美団のデータによると、連休の最初の3日間、全国の現地生活サービスの消費は前年比で25%増加し、上海は全国の都市の中で第1位となりました。

下取りで消費を促進 「初リリース経済」で活性化に

連休期間中、自動車と家電の下取り補助金が「5・5ショッピング・フェスティバル」のキャンペーンに重なり、グリーン消費の急増を牽引しました。上海市商務委員会によると、連休期間中、上海市のグリーン・スマート家電の補助金支給対象商品の取引量は1万6000件で、売上高は通常の週末より40%増加した1億3000万元になりました。

記者の上海の蘇寧易購(Suning.com)への取材で、連休期間中の同社の売上高は過去最高を記録し、「政府補助金」や「下取り」などのキャンペーンの相談に来店した消費者数は50%以上増加し、市内の店舗全体の来客数は80%以上増加し、関連するグリーン・スマート商品の売上は200%増となったことが分かりました。

連休の前に、200以上の1号店や旗艦店が上海の消費市場に初登場し、300近くの国内外のブランドが初めて発売され、初のお披露目、初の展示といったイベントが催されました。南京路の歩行者天国ANIPLEX(アニプレックス)、アニメイト書店+カフェ、GuGu Homeの全国初の店舗が「二次元の聖地」の百連ZX創趣場にて開店し、多くの外来の観光客を引きつけました。5月1日の来場客数は延べ8万人を超え、当日の売上高は600万元近くに達しました。

Ctripグループは、「新しい観光旅行商品のリリース」でインバウンド観光の回復を後押ししました。データによると、メーデーの連休期間中、Ctripのプラットフォームでのインバウンドツアーの申し込み数は前年比105%の増加となりました。

情報源上海証券報