休暇明けの学習モード移行ガイド:だらけモードを断ち切って、効率を取り戻そう

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(写真・IC)

暑い夏も終わりに近づき、夏休みも終わりましたが、皆さん、学習モードに戻る準備はできていますか?ここに「休暇明けの学習モード移行ガイド」を用意しました。休み明けのだらけモードを切り替えて、効率的な学習モードになる手助けになれば幸いです。

「休暇後症候群」をチェック

「休暇後症候群(連休明け症候群)」とは、休みが終わった後、再び仕事や勉強に適応する過程で現れる、心身のさまざまな不調のことです。医学的には病気ではなく、むしろ一時的な「だるさ」を指す表現です。主な症状は以下の通りです。

 反応が鈍い:復帰前の「疲労期」で、反応力・時間管理能力・自己管理能力などが低下します。

 睡眠リズムの乱れ:睡眠習慣が変化し、体が疲れていてもなかなか眠れません。

 胃腸の不調:食べすぎ不規則な食生活で、食欲不振や胃腸の不快感が生じます。

 気分の不安定:勉強や仕事に取りかかれず、落ち着かない気分になります。

「休暇後症候群」の克服法

「休暇後症候群」はとても一般的な現象なので、これを克服して効率的な学習モードに切り替えることができます。

 ステップ1.心の調整

心理的調整は心を安定させ、軽やかに再スタートを切るための第1歩です。

●「文化的クッション期間」を受け入れる

授業再開後、中国語が聞き取りにくくなったり、発言に詰まったりするかもしれませんが、第二言語での学習に戻る際にこうした「文化的クッション期間」を経験するのはごく普通のことです。

1〜2週間かけて徐々に慣れれば大丈夫です。クラスメートや友人と中国語で積極的に会話することで、中国語環境にスムーズに再適応し、学習のリズムを取り戻せます。焦らないようにしましょう。

●新しい目標を設定する

学習計画を立て、新しい目標を設定しましょう。学習への期待感が不安を和らげ、自然と学習モードに入れます。

 ステップ2.生活習慣を整える

生活習慣を整えることで、体の元気を回復し、学習にしっかり向き合えるようになります。

●生活リズムの管理

休暇中の生活リズムは普段と異なっていたはずです。特に休暇中に一時帰国していた学生は「時差」や生活リズムの乱れが大きいでしょう。「授業の日」の体内時計に早めに合わせる必要があります。

1〜2日ごとに15分ずつ就寝時間を早め、目標時間となるよう調整しましょう。時差や生活リズムの乱れによる体調不良や学習効率低下を防げます。

●「儀式」で切り換える

休暇の出来事を振り返り、よかった体験を5つ書き出して「休暇を締めくくり」ましょう。

同時に、机を整理したり、新しい文房具を購入したり、カバンを整理したりして「新学期のスタートの儀式」を行うと、気持ちが切り替わり、授業への期待が再び高まります。

 ステップ3.行動管理

効率向上の鍵は、効果的に行動を管理することです。休み明けには、溜まったメール、未読の通知、履修登録、その他やらなければならないタスクが待っているでしょう。

●「大事なこと」から先にやる

重要性と緊急性(期限)によって優先順位を決めましょう。時間を合理的に管理し、効率と質を高めましょう。

緊急で重要なこと:ビザや在留許可の更新、履修登録の締切通知、奨学金関連の手続き、学費の納付通知などには最優先で対応し、締め切りを逃さないようにしましょう。

後回しでもよいこと:急ぎでないサークル活動や趣味の講座の情報、友人との食事会の誘いなど。

●「5分だけやる方法」で先延ばしを防ぐ

「5分だけやる」と自分に言い聞かせましょう。例えば、大学サイトで5分だけシラバスを見る、教科書を5分だけ音読する、勉強計画を5分だけ書く……。行動を始めてしまえば、そのまま続けられることが多いです。

留学生の皆さん、休みは静かに幕を閉じ、日常が戻ってきました。休み明けの移行期に上手に調整し、元気いっぱいで新しいステージに入っていきましょう。

出典:中国国家留学基金管理委員会WeChat公式アカウント「CSC校友」

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