華東師範大学気候変動教育実験室プロジェクトが建設開始
9月20日、第12回生涯教育上海フォーラムは華東師範大学で開催されました。フォーラムでは、上海生涯教育研究院が持続可能な教育、気候変動教育、高齢者教育の3つの面における最新の進歩と成果が発表され、上海がイノベーションと実践を通じて教育と社会発展の密接な統合を推進し、世界生涯教育の発展に貴重な経験に貢献したことが紹介されました。
第12回生涯教育上海フォーラムは華東師範大学で開催されました(写真・主催者提供)
2022年5月以来、上海生涯教育研究院は複数の部門、教育機関、コミュニティ、社会組織などと連携し、気候変動教育研究を継続的に実施してきました。当プロジェクトは、地球規模の気候変動問題に焦点を当てるだけでなく、地元の経験を探求し、世界的な影響力を生み出すことにも繋がっています。
上海生涯教育研究院によると、「全国気候変動教育研究聯盟」を立ち上げ、体系的な研究を実施した上、中国語と英語の「気候変動教育に対する中国の行動(第1編)」を編集し、まもなく正式に出版される予定です。上海生涯教育研究院は最近、「華東師範大学気候変動教育実験室」建設プロジェクトの始動を正式に発表しました。学際的な研究を全面的に推進し、この分野での質の高い成果の形成を促進し、多面的な価値を実現します。
フォーラムでは、上海生涯教育研究院が現在も気候変動教育プロジェクトを継続しており、同研究院から提出されたいくつの典型的な事例がユネスコ生涯学習研究所のデータベースに収録され、ユネスコ生涯学習研究所の12の国際都市における気候変動教育の典型的な事例に選ばれることが紹介されました。
持続可能な教育に関しては、上海生涯教育研究院は今年「上海持続可能な教育コミュニティ行動計画(2024~2026年)」を正式に発表し、上海が世界的な学習都市ネットワークの重要な調整都市となることを促進し、上海の革新的な経験を共有しました。また、高齢者教育に焦点を当て、「高齢者教育実験室」の設立を始動しました。
当該フォーラムには主要な大学、政府機関、その他の関連機関から約200名の関係者が参加し、教育部と市教育委員会の2件の基調報告、12人の海外専門家や6人の国内有名大学の校長、学者によるテーマ報告が行われました。米国、ドイツ、フランス、ニュージーランド、日本、韓国、タイから多くの国際的に著名な学者や中国専門家が集まり、生涯教育の発展に関する中国と世界の疑問に答えました。
情報源:澎湃新聞(The Observer)