上海嘉定の学生は2025年大阪・関西万博中国パピリオン展示アイデア賞を受賞

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先日、上海市工芸美術学校の12名の学生による作品「竹韻之殿」と「竹影秘境」は、大阪・関西万博中国パピリオン展示アイデア賞の空間デザイン部門優秀賞を受賞しました。上海市工芸美術学校は国内の中等専門学校としては唯一の受賞した学校となりました。

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写真・WeChat公式アカウント「上海嘉定」

中国国際貿易促進委員会が主催した2025年大阪・関西万博中国パピリオン展示アイデア募集コンテストが2023年末に開始しました。中国パピリオンの展示のためにアイデアを募集することを目的とした同コンテストには、建築、映像、インスタレーションなど多くの分野から合計158件の有効な応募が寄せられました。審査専門家によるテーマや美学などの観点から複数回の投票・審議・議論を経て、最終的に23作品が受賞作品に決定され、そのうち13作品が空間デザイン賞を受賞しました。

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「竹韻之殿」(写真・WeChat公式アカウント「上海嘉定」)

作品「竹韻之殿」は、上海市工芸美術学校でアートデザインを専攻する朱さんと他の学生5人が作ったものです。「これは竹でアレンジされた展示空間です。竹の自然的な美しさと独特の魅力からインスピレーションを得て、竹の美しさと多様性を表現しながら、ユニークで調和のとれた環境を作ります。建物の外側は竹で作られた格子構造を使用し、柔らかで暖かい光を生み出し、そのすっきりした外観と輪郭は美しい感じを醸し出しました。内装は壁、床、天井に竹が使われており、広くて開放的であるだけでなく、自然な雰囲気も溢れています」と朱さんは説明し、このデザインを通して、人々に竹の魅力をより深く理解してもらうことを願っているとしました。

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「竹影秘境」(写真・WeChat公式アカウント「上海嘉定」)

同じく竹をテーマにした作品「竹影秘境」も数名の学生が共同制作したまものです。メイン作者の陳潘文さんは、2021年に入学し、アートデザインを専攻する学生です。朱さんの考え方と似ている部分がありますが、実は大いに異なっています。「竹をテーマにデザインして、竹を通して人間と自然の調和のとれた関係を表現しています。以前から竹の詩を詠んできましたが、成長につれ、中国文化における竹の象徴的な意味をよりよく理解できるようになりました。その忍耐力、恐れを知らぬ心、前向きな精神をデザインに取り入れたいと考えています」と陳さんは説明しました

情報源:WeChat公式アカウント「上海嘉定」