上海東方ハブ国際商務合作区の概要

japanese.shanghai.gov.cn

上海東方ハブ国際商務合作区(以下、「国際商務合作区」)は、中華人民共和国国務院の認可を受けて上海市が建設したものであり、中国初となる総合保税区、税関監督管理区および口岸限定区域管理制度に基づいて、特定閉鎖地域における人員の越境移動の利便化措置とビジネスサービス機能を組み合わせた新しい国際ビジネス協力区です。「世界初、国内唯一」の新たな特殊タイプの地域であり、国際的な開放度が最も高い地域の一つです。

295151cbdcb51d1313187305ccf2cad6.png

上海東方ハブ国際商務合作区の風景(写真・上海東方ハブ国際商務合作区管理委員会)

国際商務合作区は、東側で浦東国際空港に、南側で上海東駅に隣接しており、計画面積は約0.88平方キロメートルです。G1503快速道路を境とし、二つの区画に分かれており、東側の0.44平方キロメートル地域は先行始動区として2025年末までに閉鎖検査を完了し、基本機能が稼働しています。西側の0.44平方キロメートルは2028年に閉鎖検査を完了し、重点機能インフラ整備を完了し、ビジネス交流、国際展示、国際研修などの機能を備え国際商務合作区全域での閉鎖運営を実現する予定です。。2030年までに、全面完成を図り、区内の越境交流の利便性向上、国際ビジネス活動の活性化、イノベーション要素資源の集積、専門サービス能力の先導、付帯施設の充実といった機能目標を達成します。

国際商務合作区は、国際ビジネス交流、国際展示会、国際研修の三つの主要な機能を備えています。国際ビジネス交流においては、国際ビジネス関係者がビジネス面談や商談を円滑に行うための環境を整備し、本部企業、多国籍企業、国際機関が区内で越境ビジネス活動を展開することを奨励します。国際展示会については、国際的に著名なブランドの展示会や経済・貿易分野の展示会、並びに外国機関による区内での独立展示会の開催を支援します。国際研修に関しては、高等教育機関、研究機関、多国籍企業、業界団体などによる国際研修活動を後押しし、特に大型医療機器の操作研修や航空シミュレーター訓練など専門機関の専門的な研修事業の区内展開を歓迎します。さらに、専門サービス分野では、国際的な会計、金融、法律、コンサルティング、検査等の専門サービスを提供するとともに、企業のグローバル事業展開に向けた海外進出支援サービスプラットフォームやオフショア貿易サービスプラットフォームも提供します。公共サービス面では、先進的なネットワーク、交通、エネルギー、および医療サービスを提供します。

国際商務合作区は、利便性向上のため、各種の政策措置を導入しています。第一に、中国本土以外からの人員に対する特別な入域利便政策を提供します。国際便または地域便で浦東国際空港から区内に入域する中国本土以外の方は、中国ビザを必要とせず、国際商務合作区総合管理機関に登録された有効な招待状を提示すれば、国際旅行書類の確認と入域時の衛生検疫のみで入域できます。自己使用目的の合理的な数量の手荷物を区内へ持ち込む場合は、手荷物の保安検査および動植物検疫のみを実施し、法執行上の必要がある場合を除き、他の検査は行いません。また、区内でビジネス活動を行う場合は30日間の滞在が可能で、必要に応じて延長申請もできます。第二は、入出国者へのサービス利便性を高めます。区内に滞在する中国本土以外の方が本土の他地域を訪問する必要がある場合、区内の出入国審査場で口岸ビザ(アライバルビザに相当する)を申請できます。預け荷物は国際商務合作区へ直接配送され、希望に応じて区内ホテルの客室まで届けることも可能です。国際旅客の出国時には、区内の検疫ビルでチェックイン、出国荷物申告、税金還付、荷物預け入れ、検査、保安検査などの手続きを一括して行うことができます。第三に、本区に入域する中国本土以外の方に交通の利便性を確保します。浦東国際空港では専用通路を設け、専用車両による往復送迎サービスを中国本土以外の方々向けに提供します。国際旅客がターミナルビルの最も遠い場所から送迎車両で国際商務合作区へ移動する場合の所要時間は約20分で、第3ターミナル完成後は、最速で約10分で到着する見込みです。