【CIIEストーリー】海を越えて上海へ 第9回輸入博の第1陣出展品が辿った道のり
先日、第9回中国国際輸入博覧会(以下「輸入博」)の第1陣となる出展品が、海を越えて無事に中国へ届きました。オーストリアの工作機械メーカー・「WFLミルターン・テクノロジーズ社 」(以下「WFL社」)が出展する高性能複合加工機「M35-G」は、8月初旬にオーストリアのリンツ を出発し、陸路でドイツのハンブルク港へ搬送された後、海上輸送を経て10月中旬に上海の洋山深水港に到着しました。そして、11月に開幕する輸入博のステージで、いよいよ「アジア初公開」を迎えます。
2026年6月、第9回輸入博のプロモーションイベントがオーストリアのウィーンで開催された際、輸入博の運営チームがWFL社を訪問しました。同社の責任者はその場で、輸入博というプラットフォームを通じて中国市場をさらに拡大していきたいという強い意欲を示しました。
「WFL社」本社の工場で、出荷される機器の前で記念撮影するスタッフたち(写真提供・中国国際輸入博覧会公式サイト)
WFL社は複合加工機の研究開発および製造を手掛ける専門メーカーであり、その製品はエネルギー・動力、重工業・造船、航空宇宙といった幅広い産業分野で採用されています。
今回の輸入博に初出展する同社のステファン・ハッケル社長は、「当社は20年以上にわたり中国市場に深く根を下ろし、世界の製造業における中国の重要性を深く認識しているため、今回の出展を決めました。この世界的な大舞台で自社製品を披露すると同時に、複雑な部品加工における技術的ボトルネックの解消を目指す多くの中国企業を支援していきたいと考えています」と語りました。
出展品の到着に先立ち、上海税関は、輸入博の出展品に見られる「輸送期限が厳格で、品目が多岐にわたり、取扱基準も極めて高い」という特徴を踏まえ、出展品専用の優先通関ルートを整備しました。また、企業に対して、貨物の仕分け・照合や仕分け後の搬送、保管といった各工程で事前に指導を徹底し、航空物流における通関手続きの円滑化も進めることで、出展品の迅速な輸送・流通を実現し、今大会の出展品が円滑に中国へ搬入されるよう効率的に支援しています。
第9回輸入博の技術装備展示エリアでは、人工知能、新素材、エネルギーの低炭素化、集積回路、産業オートメーションなどの分野に焦点を当てます。オーストリアのWFL社をはじめ、特定分野で高い技術力と競争力を持つ「隠れたチャンピオン」企業が多数出展する予定です。
出典:中国国際輸入博覧会公式サイト