上海タクシー、輸入博向け新型車両を導入
上海タクシーの新型車両(写真提供・WeChat 公式アカウント「随申 hi」)
第8回中国国際輸入博覧会を迎えるため、上海のタクシー業界はサービスをアップグレードし、複数の新たな施策を導入しました。第1弾は約130台の新型車両(上海汽車の栄威(Roewe) E6 と上海汽車大通の「大家7」を含む)が輸入博での運用を開始します。
2つの新型車両は大容量が特徴です。「栄威E6」はトランクに28インチのスーツケース2つと20インチのスーツケース2つを収納可能です。「大家7」は純電気の7人乗りMPV(多目的乗用車)で、最大28インチのスーツケースを6つ収納でき、航続距離は約520キロに達し、1日1回の充電で運用できます。
上海汽車大通の「大家 7」(写真・WeChat 公式アカウント「随申 hi」)
輸入博期間中、上海汽車大通の「大家 7」は吉利「英倫 TX5」純電気タクシーとともにP6乗車場に配置され、特に障害者を含むすべての乗客に、より質の高い、便利で、バリアフリーかつ多様な移動サービスを提供し、来場者・出展者の大型荷物運送や多人数乗車の需要に対応します。
車内にはQRコードが設置されており、乗客はコードをスキャンするだけで概算運賃と最適ルートが確認でき、乗車後に運転手をオンラインで評価できます。さらに、今年は「誠実な料金算定」キャンペーンを開始し、2000台以上のEVタクシーが暗号化された料金メーターに交換され、運賃の透明性を保証します。
同時に、上海では5305人の星付きドライバーが選出され、うち280人の四つ星・五つ星ドライバーの車両には「赤いランプ」が装備されます。これにより、乗客が質の高いサービスを提供するドライバーを簡単に見分けることができます。星付き情報は車載端末とオンラインプラットフォームにも同期表示されます。
赤いランプが装備される星付きドライバーの車両(写真提供・WeChat 公式アカウント「随申 hi」)
さらに、高德地図を基に開発した「タクシードライバー向けフレンドリー・マップ」が正式にリリースされました。ドライバーは近くのドライバー休憩所、駐車スペース、充電スタンド、食堂、シャワー室などの情報を確認でき、労働環境の改善に役立ちます。
輸入博期間中の交通の安全と秩序を確保するため、上海は地下鉄、バス、新エネ車駐車場での避難訓練を実施しました。訓練では、地下鉄の大規模旅客に対する振り分け、バスの突発的な故障対応、新エネ車の緊急時における安全救助などを重点的に実施し、多部門の連携対応能力を確認し、輸入博期間中の安全で秩序ある移動を保障します。
地下鉄の大規模旅客の緊急時対応訓練(写真提供・WeChat 公式アカウント「随申 hi」)
バス故障の緊急時対応訓練(写真提供・WeChat 公式アカウント「随申 hi」)
出典:WeChat 公式アカウント「随申 hi」