上海空港出入国検査所が輸入博のために実施した4つの措置
第7回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)の開幕を控え、通関地の通関業務をしっかりと行うために、上海空港出入国検査所はこれまでの6回の輸入博のサービス保障業務の経験を総括し、引続き円滑化への取組みを行います。
1 専用通路を設置し、ゲストの出入国をより便利に
(写真・上観新聞、浦東観察)
上海空港出入国検査所は上海出入国検査総局の配置要求に基づき、浦東国際空港に中国国際輸入博覧会の出入国検査専用通路を設置しました。また、優秀な職員を選抜して出入国検査を担当させ、輸入博主催機関からの招待状を持つ参加者に円滑な通関サービスを提供します。
2 スマート設備を導入し、旅客の通関をよりスムーズに
(写真・上観新聞、浦東観察)
浦東空港公司の強力なサポートを受け、上海空港出入国検査所は新型のスマート検査設備を導入し、旅客の証明書や搭乗券・フライト情報などの集約効率を高め、検査の待ち時間を短縮しました。同時に、手動/電子制御の改札口とスマートビデオ分析システムを設置し、審査通路を広くして、車いす利用者や子供連れなどの特別な乗客たちのためのバリアフリー通関を確保するなど、出入国旅客の通関体験を引き続き向上させています。
3 ボランティアサービスと連携し、より丁寧な入国サービスを提供
(写真・上観新聞、浦東観察)
外国人が中国に入国するときによくぶつかる問題に的を絞り、上海空港出入国検査所は浦東国際空港の外国人向けのワンストップ総合サービスセンターと共同で外国語人材の優位性を生かした100人規模の外国語ボランティアチームを組織し、ボランティア活動を展開します。例えば、出入国検査ロビーの案内カウンターに人員を配置し、決済、通信、文化・観光、交通などのニーズのある外国人旅客をサービスセンターまで案内します。また、ボランティアを組織してサービスセンターへ出向させ、旅客の出入国に関する相談に対応し、回答を提供します。輸入博会期中のビジネス旅行の特徴に応じて、144時間のトランジットビザ免除政策を重点的に紹介します。
4 より効率的な人命救助のための連携メカニズムを構築
輸入博会期中に出入国する人々の安全と健康を保障するため、上海空港出入国検査所は税関、安全検査所の3つの共同検査部門と浦東新区人民病院、浦東空港消防救急保障部という2つの医療部門と協議し、「グリーン生命通路3+2連携メカニズム」を構築し、急な怪我人や病人が病院に運ばれるまでの平均搬送時間が従来90分だったものを35分に短縮しました。
情報源:上観新聞(Shanghai Observer)