第7回輸入博 年間ベース意向成約額は800億1000万ドルに
11月10日、第7回中国国際輸入博覧会(輸入博)は無事に閉幕しました。今回の取引は非常に活発で、年間ベースの意向成約額は800億1000万ドルに達し、前回より2.0%増加しました。
中国国際輸入博覧局の呉政平副局長が第7回輸入博閉幕ブリーフィングで今回の輸入博の状況を紹介しました。今回の国家総合展には、5大陸から77ヵ国及び国際組織が集まり、展示面積は3万平方メートルに達しています。フランス、マレーシア、ニカラグア、サウジアラビア、タンザニア、ウズベキスタンが主賓国を務めており、ベニン、ブルンジ、レソト、マダガスカル、ナミビア、ノルウェー、スロバキアの7ヵ国とユニセフが初出展となりました。
今回の企業ビジネス展は引き続き36万平方メートルの超大規模を維持しており、129の国と地域から3496社が出展し、186の企業と機関が7回連続で「皆勤」となっています。104の「一帯一路」共同建設国からは1585社、「地域的な包括的経済連携」(RCEP)参加の13ヵ国からは1106社、35の発展途上国からは132社が出展しました。米国、日本、ドイツ、フランス、英国などの出展企業の規模が相変わらず先頭に立っています。
今回の輸入博には、世界中の多くのトップ企業が集まり、その中でFortune Global 500や各業界のリーディングカンパニー297社が参加し、過去最多を記録しました。そのうち、世界の産業用電気企業トップ10、医療機器企業トップ10、水処理メジャーの4社、穀物メジャーの4社、野菜種子産業メジャーの4社、世界三大ブランドグループの3社、世界3大のファストファッションブランド、美容・日用品化学トップ企業8社、四大会計事務所のビッグ4、運送業者のトップ3社などが含まれます。
毎年の輸入博では世界中から最新な先端製品が集められています。今年、ボーダーレス企業から450件の新製品・新技術・新サービスが初出展をされ、100以上の「世界初披露」、40の「アジア初展示」、200以上の「中国初ショー」を含み、「初発表経済」の発展に積極的に助力し、新たな消費活力を引き出しました。
そして、今回の輸入博のプロビジターの規模はこれまでより大きくなりました。 39の政府交易団と業界交易団から43万人以上のプロビジターが登録され、前年比4%増加しました。 11月10日午前12時までには、85万2000人が入場しました。
現在、第8回輸入博の準備が完全に展開されており、新たに締結された次期企業の展示エリアはすでに100,000平方メートルを超えました。
上海市政府副秘書長、輸入博都市サービス保障指導グループ弁公室の劉平主任が閉幕ブリーフィングで、今回の輸入博で上海はオンラインとオフラインの2つのルートを整え、越境EC、小売業者、貿易サービスプロバイダー、展示即売プラットフォームなどの関連企業で構成された仕入先連盟を設立し、仕入先の総人数は11万人を超え、第7回輸入博の上海交易団の累計意向成約額は前年同期比6.3%増の101億ドルで、7年連続で地方交易団のトップとなっていると紹介しました。
輸入博が開催される前に上海国際展示会貿易促進プラットフォーム(365トレードフェア)が正式に発足し、輸入博及びその他の展示会の出展者に商品展示、購買連携、取引仲介などの専門サービスを提供し、45の国と地域からの出展業者217社、展示品2644個、バイヤー173社が登録されています。
サービスの保障においては、上海出入国の「直接接続プラットフォーム」の実体窓口を頼りに、外国人出展者・来場者のために入国貿易マルチビザ、訪問ビザ74回を発行し、滞在居留証明書211通を受理し、上海に滞在して仕事や起業を希望する外国人出展者・来場者3726人に出入国証明書、免許証申請手続きなどのサービスを提供しました。税関の「進博慧展」管理システムを改善・整備して、国外からの展示品486ロットを検査し通過させ、「一帯一路」の共同建設国からの展示品は6割を超え、他のBRICS諸国からの展示品は13.6%、アフリカ諸国からの展示品は14.4%を占めました。
また、上海は今年、自動車証明書の通行エリアを前回の6平方キロから3平方キロに縮小し、出展者・来場者に便宜を提供するとともに、周辺住民への影響を軽減しました。会場内の飲食店、輸入博指定病院、軌道交通の全路線の駅、2000台のタクシーにも外国クレジットカード決済POS機が設置されました。空港のワンストップ総合サービスセンターが開設されて以来、接待サービスの数は延べ9万6000人を超え、輸入博の参加者・来場者から称賛の声が相次いで上がっています。
第7回輸入博の期間中に「投資中国・2024上海都市投資推し大会」が開催され、上海の13区は23件の外資プロジェクトとその場で契約を締結しました。バイオ医薬、ハイエンド装備、先端材料、ファッション消費、グリーン低炭素など複数の上海の重点発展産業分野に及びました。また、輸入博期間中、上海では130回の投資促進活動が行われ、外資プロジェクト61件を契約し、累計契約額は約3億6800万ドルに達しました。
情報源:上観新聞(Shanghai Observer)