上海から世界中の芸術家に招待状:黄浦江濱江・彫塑芸術展は11月に開幕

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-04-12

上海の夜景。(写真・東方網).jpg

上海の夜景。(写真・東方網)

4月9日、上海市は、「上海の彫塑芸術の大家が語る」専門家座談会を開催し、今年11月に黄浦江浜江で彫塑芸術展を催すことと、作品の募集を開始したことが明らかにしました。この会議は上海市計画資源局、浦東新区・徐匯区人民政府の共催で、彫塑芸術の専門家7人、中国彫塑学会、上海市党委員会宣伝部、市の文化観光局、市の計画資源システムと関連企業の代表者が参加しました。専門家は上海の彫塑業界の現状と課題を指摘し、建設的な提案を行いました。また、浦東新区と徐匯区の指導者は、黄浦江沿岸での水辺空間の建設と発展について詳しく説明し、公共空間の質と機能の向上に対する期待を表明しました。

中国彫塑学会の曾成鋼会長は、「上海は近現代中国における都市彫塑の発祥地であり、現在は約4000の都市彫塑が存在します。これらの作品は実生活と緊密に繋がっており、芸術的な価値もあり、上海の都市の雰囲気を豊かにしています」と述べました。中国美術学院の孫振華教授は「パブリックアートを新たな公共空間の建設を推進するコンセプトとして活用する」ことを提案しました。

2024年、上海市計画資源局は、中国彫塑学会、浦東新区と徐匯区の人民政府と協力して、「人文都市:黄浦江パブリックアートシリーズイベント」を共催し、彫塑作品の募集・展示、濱江パブリックアートフェスティバルを開催する予定です。

黄浦江は上海のライフラインとして、都市の発展を見守ってきました。2024年の黄浦江浜江彫塑芸術展は、その豊かな歴史と文化を背景に、公共空間の質を高め、文化と経済の発展を促進します。この展覧会は、主に黄浦江沿岸エリアで行われ、上海の都市景観ベルトと都市文化展示のプラットフォームとなります。

同展は、世界各国からトップアーティストを招き、合計約70点の彫塑作品を展示する予定で、入選した作品には常設展示され、黄浦江浜江の両岸に設置される機会が与えられます。同時に、国際的な芸術交流と都市文化の繁栄を促進するための芸術フォーラムも開催されます。展覧会は11月16日に開幕します。

 情報源:東方網